信州農村歌舞伎祭

３団体が披露

南信地域で伝統芸能を継承している団体が集う信州農村歌舞伎祭が、１０日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。
今回は、大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、南木曽町の田(た)立(だち)こども歌舞伎、下條村の下條歌舞伎保存会の３団体が出演しました。
このうち大鹿歌舞伎保存会は、平清盛亡き後の源平の合戦を描いた「一谷(いちのたに)嫩(ふたば)軍記(ぐんき) 須磨(すまの)浦(うら)の段(だん)」を上演しました。
大鹿歌舞伎は、およそ３００年前から伝承されていて、去年３月には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
主催した伊那文化会館では、「伝統芸能を後世に継承していくための一助になればうれしい」と話していました。