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芋焼酎「大芝の華」完成祝う
いも焼酎南箕輪会初の取り組み南箕輪村に今年発足した「いも焼酎南箕輪会」(12人、藤沢久人会長)は19日夜、上伊那産サツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」の南箕輪ブランドとして初めて完成した芋焼酎「大芝の華」の試飲会を大芝荘で開いた。会員や作業に参加した有志、来賓ら35人が「飲みやすい」「うまい」と新酒を酌み交わした。
南箕輪開発公社が、大芝高原温泉の開湯10周年と大芝の湯・味工房オープン5周年記念事業の一環で、南箕輪ブランド作りを企画。芋焼酎「伊那八峰」への参画を計画し、有志で発会した。「大芝の華」の名称は、06年度に誕生している南箕輪ブランドの清酒「大芝の夢」との将来的なセット販売も考慮して決めた。
6月に村内の休耕田17アールに焼酎用サツマイモ「黄金千貫」の苗3200本を植え、除草や植え直しなどをして10月に4982キロ収穫。喜久水酒造(飯田市)で醸造した。
試飲会で藤沢会長は、「初めて焼酎用のイモを作ったが、皆様のおかげで、天候にも恵まれていい収穫ができた。今日は思う存分味わってほしい」とあいさつ。参加者は、「香りがよくて、甘みがある」「皆で畑で作ったイモから出来たと思うとうれしい」と話していた。
1本720ミリリットル入り1250円。村内では酒販売6店で扱っている。 -
南箕輪村が原油高騰対策
南箕輪村の唐木一直村長は20日、原油高騰対策で、生活弱者への「福祉灯油券」交付をはじめ、農業や商工業に対する燃料費補助などの対策を講じる考えを発表した。同日の庁議で決定し、26日に開く村議会臨時会に議案を提出する。
福祉灯油券は、原則として住民税非課税世帯で、収入額に上限枠を設け、70歳以上の高齢者など一定要件に該当する世帯に交付する。1世帯に灯油18リットル券6枚(約1万円分)。約400世帯が対象の見込みで予算額は約400万円。
農業関係は、施設園芸(野菜、キノコ、花)に対して燃料費1リットルあたり2円の補助。対象は17戸。酪農家の飼料補助は配合飼料購入費1トンあたり400円。対象は21戸。いずれも上限5万円。
商工業は、村商工業振興資金制度に借入限度額200万円の別枠の項目を追加し、利子2・6%のうち1・8%の利子補給をし、実質0・8%の利子で借入できるようにする。農業と商工業への対策予算は約250万円。
予算は予備費を充てる。いずれも申請が必要で、08年1月1日を基準日とし、年明けから受け付ける。福祉灯油券と農業対策の申請は3月31日まで。商工業対策は期限を切らず当面続ける考え。
村議会12月定例会での原油高騰対策の質問を受け検討。唐木村長は「緊急的な弱者対策はしていかなければならない。農業、商工業にも対策が必要で配慮した」と話した。
自治体独自の原油高騰対策は、上伊那では飯島町が低所得世帯への福祉灯油券配布の補正予算案を、20日の町議会12月定例会本会議で可決した。箕輪町は対策を検討中。残り5市町村は現段階では検討していない。 -
大芝荘にクリスマスオブジェ
南箕輪村の大芝荘ロビーに、「工房 銀の鳥」主宰の秋山かをるさん=北殿=が制作した銀世界とクリスマスをイメージしたクラフトアートが展示されている。
木々も大地も真っ白で、家にも雪が積もり、庭先にクリスマスツリーもある。雪遊びをしているウサギ、ギフトボックスに入ったクマ、雪だるまなども飾られ、ファンタジックな世界を演出している。
作品はロビーの中央にあり、利用者らの目を楽しませている。クリスマスを過ぎると正月バージョンに変わる予定。 -
南箕輪村役場庁舎ロビーを改修
南箕輪村の役場庁舎ロビーが、改修工事で明るく生まれ変わった。
86年の庁舎建設から26年が経過し、ポスターを掲示した跡がカウンターに残っていたり、ソファーが古くなるなど少しずつ施設に痛みが生じてきていたことから改修した。
床は通路を色分けし、黒色だったカウンターは白の布張りに変え、棚はニスを塗った。ロビー正面は、日本ピスコからのテレビ寄贈にあわせ、テレビをはめ込むように直し、温もりが感じられるよう壁は木を使っている。ソファーはカラーセラピーも考慮し緑系のツートンカラーで、背もたれのないタイプにした。
事業費は150万円。工期は約1カ月間で土・日曜日や夜間に行った。
村は、「庁舎に来た人が待っている間、いくらかでも安らぎのある環境になったのでは」と話している。 -
「ポコリットみなみみのわ」松寿荘で演奏
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(高嶋一人代表)は18日、同市のデイサービスセンター松寿荘を訪れ、ハーモニカ演奏を同施設の利用者たちに披露した。
松寿荘が14縲・9日に開いているクリスマス・忘年会に合わせたもので、15日と17日からの3日間、計4日間の訪問となる。
「ポコリットみなみみのわ」は地域貢献活動を会の目的のひとつとしており、今年度は南箕輪老人ホーム、ひまわりの家、南箕輪特別養護老人ホームなどを訪れ演奏会を開いている。
「南箕輪村民の歌」「冬の歌メドレー」「故郷」などの合奏や、独奏を披露。またクリスマス・忘年会ということで「きよしこの夜」「お正月」も演奏した。利用者たちは、ハーモニカに合わせて楽しそうに歌っていた。
「ポコリットみなみみのわ」は08年1月に伊那市西春近のデイサービスセンター春富ふくじゅ園に6日間の訪問を予定している。 -
南箕輪村交通安全協会が「交通指導所」開設し安全運転啓発活動
南箕輪村交通安全協会は15日、年末の交通安全運動に合わせて村内の大型店2カ所に交通指導所を設け、安全運転を呼びかけた。同会役員など40人が参加して、シートベルトやチャイルドシートの着用、飲酒運転、運転中の携帯電話禁止などが書かれたのぼり旗を立て、買い物客らに啓発チラシやティッシュペーパーなどを配った。
南箕輪村の事故発生件数は現在まで95件で、前年同期よりも23件増加している。ただし死者はなく、14日に県が行った「シートベルトパーフェクト作戦」によるシートベルト着用率の調査でも100%(調査車両100台、大型車両を除く)だった。
同会では31日までの交通安全運動の期間中に、広報車による呼び掛けも行っている。
南箕輪村交通安全協会が「交通指導所」開設し安全運転啓発活動
南箕輪村交通安全協会は15日、年末の交通安全運動に合わせて村内の大型店2カ所に交通指導所を設け、安全運転を呼びかけた。同会役員など40人が参加して、シートベルトやチャイルドシートの着用、飲酒運転、運転中の携帯電話禁止などが書かれたのぼり旗を立て、買い物客らに啓発チラシやティッシュペーパーなどを配った。
南箕輪村の事故発生件数は現在まで95件で、前年同期よりも23件増加している。ただし死者はなく、14日に県が行った「シートベルトパーフェクト作戦」によるシートベルト着用率の調査でも100%(調査車両100台、大型車両を除く)だった。
同会では31日までの交通安全運動の期間中に、広報車による呼び掛けも行っている。 -
鼓龍第2回公演
激しく、楽しく、熱く南箕輪村で活動する太鼓グループ「鼓龍」(15人、井原夏二代表)は15日夜、第2回公演「大地から響き渡る鼓動2007」を村民センターホールで開いた。立ち見客が出るほどの大入りで、会場中に太鼓の音を響かせ、聞かせ、見せる熱いステージで観客を魅了した。
結成10周年記念の04年第1回公演以来、久しぶりの大きな公演で、「大芝高原太鼓」(3部作)を中心に、新曲「音喜楽」など10曲を披露。小・中学生約40人のグループ「CoCo龍」は小学校低学年、高学年、中学生が各1曲演奏した。
「三国」で開幕し、激しい乱れ打ちを見せた大芝高原太鼓第2章「春雷」、若き狩人による狩りを表現した「KA・RU」、子どもたちが掛け声に合わせて元気いっぱいに太鼓をたたいた「ヨイサー」など、時に激しく、時に楽しく演奏し、会場を沸かせた。 -
信大農学部のヤマブドウワイン、18日から販売開始
南箕輪村の信州大学農学部は18日から、学生らが教育実習の一環として生産しているヤマブドウから醸造した「やまぶどうワイン」の販売を開始する=写真。
学部独自のヤマブドウワインを販売するのは3年目。販売数量が限られていることもあり、過去2年は2日間で完売してしまうほど人気だった。
ヤマブドウは食料生産科学科の2年生が毎年育てており、今年はブドウの質を高めるため、適正摘房に努めた。そのため、収量は昨年より少ない約830キロとなったが、一般的な巨峰の糖度、22度を上回る糖度の乗ったヤマブドウが実った。醸造数量は昨年より少ないが、一般販売分は例年同じ800本ほどを確保できた。
ヤマブドウの管理に当たってきた同学部の技術専門職員、城倉友幸さん(58)は「渋みが少なく、気持ち酸味のあるワイン。これまで生産してきたワインの中でも期待できる」と自信を見せる。
当日は同学部構内にある生産品販売所で午後2時から販売を開始する。価格は1本720ミリリットルで2500円(一人限定一本)。また、同日からリンゴジュースも販売する。価格は1本450円。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
ペーパークイリングを楽しむ
南箕輪村
塩沢順子さん「ただ1枚の紙なのに、いろいろな形になる。形作っていくことが楽しい」
夫の仕事で4年間滞在したシンガポールで、ペーパークイリングに出合った。手芸など細かいことが元々好きだったこと、使う道具がピンセットやコルクボード、きり、まち針などで、たくさんの道具をそろえなくても楽しめることにも魅力を感じた。
偶然にも家の近くに個人指導している先生がいて習い始めたが、時を同じくして帰国が決まり、約3カ月間で集中して技術を教わった。
ペーパークイリングは、細長い紙を指でくるくると巻いて花や葉、植木鉢などを作る。サンタクロースや雪だるまも作ることができる。
技術の基本は、紙の巻き方で固い、緩いの2通り。「これが出来るようになれば、後は折り方でいろいろなものが出来ます」。葉の形など基本のパターンは15種類くらいあり、固く巻いた紙で花の芯(しん)にする、細かく切り込みを入れた紙を巻いて花にする、カールをつけて花びらにするなど工夫次第で作品が広がる。
「鉢植えの植物やコーヒーカップなどミニチュアが作っていけることが楽しい。肩は凝りますけどね」
昨年3月に帰国。そのころ、日本ではあまり普及しておらず、材料も手に入らない。友人の結婚祝いにペーパークイリングの花をあしらったカードを送ったが、手作りとは思ってもらえなかったという。
「皆さんにペーパークイリングを知ってもらいたい」と、今年の南箕輪村文化祭に作品を初出品した。
友人に作り方の基本を教えたこともあるが、「教室を開いてというほどまでは技術も習得していないし、仰々しく教えるほどでもないけど、ちょっとした講習会などでみんなで楽しめたら」という思いもある。
日々の忙しさから、思うように制作の時間がとれないが、キットを使ったり、本を見てデザインを組み合わせるなどして制作。奥行きのある額に入れたり、台の上に飾るなどして楽しんでいる。
今は、作品用の小さな食器棚にコーヒーカップや器などを飾ろうとアイデアをめぐらしている。(村上裕子) -
のはらうた、南箕輪小学校で読み聞かせ
南箕輪村のボランティアグループ「のはらうた」は13日、南箕輪小学校を訪れ、同校の1縲・年生を対象に童話や落語などの読み聞かせを行った。
「のはらうた」は同村公民館の「絵本の読み聞かせ講座」の修了生たちが結成したグループで、現在14人が在籍している。
今回は信州大学農学部院生冨岡真吾さんが初参加し、読み聞かせに合わせマンドリンを演奏した。
落語の「はつてんじん」では、児童たちから次々と笑い声が起こった。芥川竜之介の「くもの糸」では、児童たちは息を潜め、話しに聞き入った。
冨岡さんは「話の流れに合わせて演奏するのが難しかった。こういう機会があったら、またやりたい」と感想を話した。 -
【記者室】みんなで…の喜び
農と食の大切さを考え活動する「南箕輪村輪の会」による収穫祭があった。事業の一つ「作ってみよう!みんなの畑」で収穫した野菜などを調理し味わった▼会員のほか小学生と保護者、信大生、えごまの会などからも参加があり、さまざまな年代が集まった。小学生は、おにぎりは手に水をつけてにぎると教わったり、若い母親がベテラン主婦の調理のコツを学んだりと、楽しさの中に学びのおまけ付きだった▼小学生は、「みんなでやると楽しい」と笑顔を見せた。みんなの畑は野菜などを作り、収穫する喜び、食べる喜びを味わおうと始まったが、子どもたちは、世代を超えた人との関わりや調理を通して、“みんなでやる”というもう一つの喜びを見出したようだ。(村上裕子)
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南箕輪村議会12月定例会閉会
南箕輪村議会12月定例会は14日、南箕輪村むらづくり委員会条例などの一部改正案など10件、陳情採択に伴う意見書提出の発議3件、村議会委員会条例の一部改正案、村一般職の職員の給与に関する条例の一部改正案など追加議案5件を可決し閉会した。
村議会委員会条例の一部改正は、収納対策課の設置により総務文教常任委員会に収納対策課の所管に関する事項を加える。
07年度一般会計補正予算案は職員給与の改定に伴う補正が主な内容で、給与費の給料210万2千円と職員手当13万8千円、共済費14万6千円の合計238万6千円の減額を予備費に充当する。
陳情の採決結果は次の通り。
◆採択▽地方財政の充実・強化を求める意見書提出に関する陳情書▽「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の改正を求める陳情書▽深刻な医師不足を打開するための法律の制定を求める陳情書
◆趣旨採択▽米価の安定対策を求める陳情
◆継続審査▽後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書▽保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書採択についての陳情 -
マリ共和国に援助米
南箕輪中生徒会の落ち穂拾い米など発送飢餓に苦しむ国に援助米を送る「国際協力田運動」の合同発送式が14日、活動に参加している南箕輪村立南箕輪中学校であった。アフリカのマリ共和国に送るため、運動に取り組むJA上伊那に寄せられた援助米をトラックに積み込んだ。
南箕輪中生徒会伝統の落ち穂拾いで集めた米は、94年から飢餓に苦しむ国に送っている。今年は10月12日に全校生徒が落ち穂を拾い、地域住民から寄せられた米も合わせ玄米で160キロになった。
JA上伊那の春日営農担当常務は「皆様のご協力で援助米を送れることは大変ありがたい」と感謝。南箕輪中地区生徒会長の岡部啓祐君が「自分たちの力がどこかの国で困っている人のためになるならと、全校の力を合わせて活動してきた。援助米が1人でも多くの方の役に立ち、喜んでいただけるといいなと思う」と発送メッセージを寄せた。
協力団体と援助米は南箕輪中のほか、赤穂東小学校5年生60キロ、青壮年部美篶支部300キロ、農団労上伊那360キロ、あぐりスクール生徒120キロ。米袋にバマラ語で「皆さんのために作りました」「いつか会えますように」などのメッセージを書き込んである。
全県では18JAが参加し7180キロ集まる見込みで、来年1月下旬に東京港に送り、マリ共和国に届ける。 -
大芝荘などに「俳句と花の写真」作品展示
南箕輪村北殿の酒井昌好さん(72)が、俳句と花の写真を組み合わせた作品を大芝荘とフォレスト大芝に展示している。
新作10点で、伊那市の仲仙寺に咲くササユリの写真に添えた句は「笹百合や千年杉の枝の下」、大芝高原で撮影したホタルブクロに「高原の風が育てる釣鐘草」、ジャガイモの花の写真に「馬鈴薯の摘み捕る花の美しき」などがある。
俳句誌「みすゞ」「河」「欅」などの同人で、上伊那俳壇会長や各地の俳句大会の選者を務めた。4年前から俳句と写真の組み作品を展示、発表している。
酒井さんは、「満開の桜、赤いカンナ、大輪のクジャクサボテンなど花の美しさに魅せられ、無心に写真を撮る。俳句は撮影したときに自然に出てくる」という。年明けには、大芝の湯での作品展も予定しており、「多くの方にご覧いただきたい」と話している。 -
氏原暉男信大名誉教授の出版記念講演会
ソバの特性からミャンマーにおける麻薬撲滅を目的とするソバ栽培に携わった経験まで、ソバに関するさまざまなことををつづった著書『ソバを知り、ソバを生かす』を10月に出版した氏原暉男信州大学名誉教授(73)=南箕輪村=による出版記念講演会が12日、伊那市西箕輪の羽広荘であった=写真。知人や友人など約30人が集まる中、氏原氏は8年間に及ぶミャンマーでの取り組みとその思いについて語った。
講演会は氏原氏の知人有志らが企画し、実現したもの。
氏原氏は、本の中でも触れているミャンマーで取り組んだソバ栽培による麻薬撲滅プロジェクトについて当時の様子や、その後の変化など紹介。
当時は山岳地帯に住むいくつかの少数民族が麻薬の原料となるケシの栽培を行い、それを売った現金収入で生計を立てているという状況にあったが、そんな中、その代替作物としてソバを普及させるプロジェクトを開始。各地を巡回しながらソバ作りについて指導し、最盛期には800ヘクタールまでソバの栽培面積を拡大し、アヘンの生産量をピーク時の半分に減らすことを実現したことを示した。
最後に「この国(ミャンマー)では、まだまだ少数民族の意見が中心部へ届かないというのが現状。だからこそ、渡したこれからもこの国を温かく見守り、一緒にやっていきたい」と今後への思いを語った。 -
南箕輪村議会12月定例会一般質問(2)
◆県が実施している希望の旅事業の継続について孕石勝市議員が質問した。
唐木一直村長は、「100人の利用がある。08年度に県の補助が廃止になっても、村独自の補助で実施したい。事業対象は現在も広く参加募集しているので、今までどおり実施するよう、委託事業なので村社会福祉協議会にお願いしていく」と述べた。
◆大芝公園の中央園路脇駐車場からセラピーロードに横断する際の安全対策について高見利夫議員が質問した。
村長は、「横断の誘導線など何らかの対応が必要と思っている。08年度の事業として実施していく」と答えた。
◆後期高齢者医療制度について三沢澄子議員が尋ねた。
住民への周知について住民福祉課長は「1月下旬から2月上旬、もしくは中旬になるかと思う」と説明した。
◆味工房新施設について小坂泰夫議員が質問した。
村長は、新施設の一部への民間導入の検討について「施設の話し合いはしているが、販売面まで議論が詰まっていない。味工房部門は一生懸命やっている皆さんの気持ちを大切にしたい」とし、焼肉ハウスの民間委託は「バーベキューコーナーに一体的にできればと今は考えている。委託は可能と思っている」と答えた。 -
地域産業資源活用事業計画第2号認定として南箕輪村・信州自然村の長野県産生産者の顔が見える「医食同源食」の開発・販売が認定
今年6月に施行された「中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律」に基づく「地域産業資源活用事業計画」の第2号認定が13日、関東経済産業局であり、南箕輪村の無添加加工食品製造・企画会社「信州自然村(山葵村栃ヶ洞農場)」(飯沼亀芳代表)の申請した事業計画「長野県産生産者の顔が見える『医食同源食』の開発・販売」が、上伊那地区で初めての認定を受けた。
地域経済の活性化、中小企業の振興などを目的とする同事業は、地域資源を活用した商品の開発や、販路開発に意欲的に取り組む中小企業を支援するもの。県内では10月に1事業所が認定を受けており、第2回の今回は、信州自然村と、中信地区の1事業所が認定を受けた。
信州自然村の申請した事業は、「医食同源」をコンセプトとして長野県の地域産業資源である米、信州黄金シャモなどといった農水産物を活用した加工食品の開発・製造を行おうというもの。オープントレーサビリティーシステムをベースに生産者の顔が見える安心・安全な食材を、手軽に食べられる体に良い加工食品とすることを目指す。
認定事業は今後、試作品の開発や販路開拓に対する補助、設備投資減税、専門家によるアドバイスなど総合的な支援を受けられる。 -
南箕輪村議会12月定例会一般質問(1)
◆本年10月以降の導入を検討していた公共工事の制限付き一般競争入札の導入について原悟郎議員が質問した。
唐木一直村長は、村ホームページへの入札公示などに関わるサーバー準備の遅れを挙げ、開始時期について「年明けに始めたい」と答えた。一般競争入札の対象を当初300万円以上の工事としていたが、地方自治法に定める随意契約を除く範囲で工事契約は130万円、委託契約は50万円を超える工事にする考えを示した。
◆大芝公園の村民プールの維持管理について原司宣議員が尋ねた。
村長は、「大芝は多様なスポーツ施設があることが魅力。必要最小限の修繕をしながら出来るだけ持たせていきたい」と答えた。村民プールは79年に建設。02年度に50メートルプールと幼児プール、本年度25メートルプールの修繕を終えている。
◆農業振興対策で南箕輪ブランドについて山口守夫議員が質問した。
村長は、「米で『コシヒカリ森の大地』を販売する。04年度から取り組み、07年度はまっくんファーム内に専門部会を設けてやってきた。ほかの米と差別化して販売する。販路拡大はJAが責任をもってやっていただけるという。作っていただける人がいないと成り立たないが、来年以降面積拡大も考えている。大変ありがたい。強力に推進したい」と答えた。 -
大芝の湯で「キープ」作品展
NPO法人障害福祉地域生活支援センター「キープ」は31日まで、南箕輪村の「大芝の湯」展示スペースで施設利用者の展示会を開いている。
同センターは障害児の預かりを中心として活動する団体で伊那市、辰野町、飯田市にそれぞれ事業所がある。キープ伊那には現在130人以上が登録している。
今回展示した作品は、キープ伊那、辰野の利用者たちが同施設の色遊びイベントや放課後にキープで過ごす時間に生まれたちぎり絵など約40点。中でも緑や赤、青などさまざまな色が塗られたキャンパスに、KEEPの文字やイラストが張ってある大きな絵は、廊下を通る人たちの目を引いていた。
「大芝の湯」の営業時間は、午前10時縲恁゚後9時30分(木曜日定休)。7日からは大芝高原で作られた「大芝いちご」が売店に並んでいる。700縲・00円。 -
南箕輪村社協がプルタブ換金で車いす3台購入
南箕輪村社会福祉協議会は、村民や企業、学校、団体などから寄せられた3年間分のプルタブを換金し、車いす3台を購入した。
車いすはアルミ製の自走式。グリーン系とベージュ系の2種類。
過去にプルタブの換金で2台を購入しており、今回が2度目になる。
村社協では、「皆様の温かい思いやりで購入できた。本当にありがたい」と感謝。購入した車いすをイベントや学校の体験、移動など一時的な使用に活用するという。 -
信大農学部「ゆりの木」でパネル展「ひと・むし・たんぼ」
伊那谷在住の農家や研究者でつくる「ひと・むし・たんぼの会」(会員15人、小川文昭代表)によるパネル展「ひと・むし・たんぼ」が21日まで、南箕輪村の信州大学農学部構内にある「食と緑の科学資料館・ゆりの木」で開かれている。田んぼの生き物などを撮影した写真にメンバーの思いを添えたパネルなど30点と、田んぼに生きる生物の標本などが並び、身近にありながら普段なかなか目にすることのない田んぼの生物たちの姿を伝えている=写真。
パネル展は農家や農に関わる研究者などが普段感じていることを表現する場として始めたもの。これまでも伊那市内や東京都内で開催してきたが、今回は学生へのPRも兼ねて信大で企画した。
農家ならではの視点から田んぼや畑に生きる生き物を見つめたパネルのほか、四季折々に見られる生物を紹介したパネルなどもあり、農とともの生きる生き物たちの生き様、それを見つめる農家や研究者の思いが映し出されている。
小川さん(46)=伊那市美篶=は「農家は知らず知らずのうちに生産活動を通じて網目のようにからみ合った生き物の営みを作り出している。それは意識しなくても毎年作り出されているが、農業が持っている本来の深い価値を知ってもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時(16日は休館日)。
また、15日には同会のメンバーで『田んぼで出会う 花・虫・鳥』(築地書館)を出版した久野公啓さんによる記念講演会もある。聴講無料。午後1時半縲恁゚後3時。場所は「ゆりの木」
展覧会、講演会に関する問い合わせはひと・むし・たんぼの会(TEL73・7548)小川さん、または信州大学農学部(TEL77・1401)渡辺さんへ。 -
大芝水耕生産組合、イチゴの出荷開始
クリスマスを前に南箕輪村の大芝水耕生産組合(武村淳一組合長)は、イチゴの出荷を開始した=写真。
イチゴ栽培は8年目。現在ハウス8棟を使って酸味の少ない「章姫(あきひめ)」を栽培しており、南箕輪村の「ファーマーズあじ縲怩ネ」ほか、地元の直売所へ出荷。大芝全体では1日200パックほど出荷している。
原油価格高騰の中、糖度を上げるには冬の寒さ対策が必須。その点では苦労も多い年だが、武村組合長は「その分寒暖差もあるので、糖度ものっている」と話す。また、同組合ではより甘味を強くするために摘果を行い、1本の木になる果樹の量を少なくしている。
また、今年は地元の要望を受けて1月からイチゴ狩り体験を一部で実施する計画もしている。6月までに約32トンを出荷する予定だ。 -
伊那市で交通安全街頭啓発
飲酒運転の根絶、高齢者の交通事故防止などを重点に31日までの21日間活動する「年末の交通安全運動」が11日始まった。初日、伊那市役所前の市道にも交通指導所が設置され、市交通安全協会連合会や伊那警察署ら関係者約80人が街頭啓発した。
年末の運動には毎年、山寺義士踊り保存会の協力で、参加者たちが赤穂浪士の装束で身を固め、「交通事故打ち止め」の啓発活動を展開。「年末の交通安全運動が始まりました。安全運転をお願いします」などと信号待ちのドライバーに呼びかけ、啓発チラシやティッシュなどを配った。
10日現在、伊那署管内で発生した交通事故件数は491件で前年と比べて1件増、けが人は624人で9人増加。死者は2人で5人減少している。交差点内、女性が被害者となる事故などが増加しているという。
義士踊りの衣装で交通安全を呼びかける参加者たち -
南箕輪保健センター竣工検査
南箕輪村の保健センターで6月から行っていた改修工事が完了し、10日、同村の唐木一直村長や住民福祉課、請負業者などによる竣工検査が行われた。
同センターは乳幼児健診や健康教室、介護予防教室などに使用しているが、手狭であったり、玄関やトイレに段差があるなど使いにくい面があった。
今回の改修では、バリアフリー化に力を入れており、玄関を広くするとともに段差をなくし、雨でも検診車への移動がスムーズになるようにひさしを設置したり、スリッパを使わずにすむように施設全体にじゅうたんを敷くなど、さまざまな面で利用者に配慮している。
手狭だった保健指導室には、新しく130平方メートルの平屋が増築され、手洗い場の少なさを改善するために、室内に手洗い場が設けられた。子どもや車いすの人にも使えるように低い位置にも設置されている。
また老朽化が見られていた栄養指導室の調理機器は新しく取り替えた。
工事費は4530万円、調理機器の取替えに270万円がかかった。同施設は17日から使用される。
##写真(たてよこ) -
南殿区 キンボールで区民体育祭
南箕輪村の南殿区冬季区民体育祭が9日、村民体育館であり、親子ら約160人がニュースポーツのキンボールを楽しんだ。区内16組が参加し、各チームともボールを床に落とさないようにコートを駆け回り、白熱した試合を展開した。
冬季区民大会は10年以上続く恒例で、キンボールを始めたのは3年目。それまで綱引きや卓球などの競技をしていたが、年齢に関係なく楽しめるためキンボールで区内の親ぼくを深めている。
関係者は「スポーツで和気あいあいと交流を広げてほしい。日ごろ顔を合わさない人との出合いの場にもなるので、仲間づくりのきっかけに役立ててもらえれば」と話している。
白熱した試合を展開する南殿の区民ら -
赤松荘バリアフリー化工事終了
南箕輪村が進めていた老人憩いの家「赤松荘」のバリアフリー化改修工事が終了し、10日から利用を始める。
工事は、玄関前にUの字のスロープを設置し、玄関の中まですべてフラットにした。これまでは、集会室2部屋、広間1部屋、内縁があったが、内縁をなくして集会室を広げ、畳からフローリングにし敷居もすべてなくすなど、利用者に優しい施設になった。
赤松荘は会議のほか、村社会福祉協議会の結婚相談の会場でもあり、10日の結婚相談から利用再開となる。
総事業費は約700万円。設計・監理は川上設計、工事請負業者は入戸建設工業。 -
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区懇談会
南箕輪村公民館で7日、伊那広域シルバー人材センターの南箕輪地区懇談会が開かれた。会員78人が参加し、状況報告や活動報告、意見交換などを行った。
地区委員の清水武茂さんは「意見や質問を出していただいて、実績などがいっそうよく、上向きになっていきますように願います」とあいさつした。
現在南箕輪地区の会員は93人。今年度10人が入会し7人が退会している。受託事業実績では前年度より件数では16件、金額では273万8527円上回っている。
6月にはせん定講習会、7、10月には村役場の草刈りなどのボランティア、11月には自動車安全運転講習会などの活動を行ってきた。後期活動計画では08年1月に家事援助料理講習会、高齢者のための健康教室、2月に親睦1泊旅行などを予定している。 -
南箕輪村議会12月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会12月定例会の一般質問は12、13日にある。質問者は9人。質問要旨は次の通り。
原悟郎議員 (1)新年度予算の重点事項など(2)生きがいセンターの増築及び運営(3)学力調査状況
原司宣議員 (1)行政と自治組織の役割と活動(2)住民参加の自治組織と組外世帯(3)今後の自治組織のあり方(4)大芝公園施設、村民プールの維持管理(5)大芝公園(運動関連)設備の運営(6)村有林の育成
山本昭子議員 (1)黒川の整備計画(2)本村小中学生の健康状況(3)食育について村としての取り組み(4)栄養教諭制度
山口守夫議員 (1)農業振興対策(2)森林整備対策
孕石勝市議員 (1)障害者福祉計画(2)スポーツ振興基本計画
高見利夫議員 (1)村内産業の振興策(2)入札制度(3)郷土館(4)交通安全対策
三沢澄子議員 (1)後期高齢者医療制度(2)介護保険の改善
久保村義輝議員 (1)農林業振興(2)行政姿勢
小坂泰夫議員 (1)議会での村長答弁の重さと答弁後の経過(2)区組加入者・未加入者間の不公平感の是正(3)味工房新施設 -
日本ピスコが南箕輪村にテレビ寄贈
南箕輪村塩ノ井の日本ピスコ(山崎清康社長)は3日、南箕輪村に60インチのプラズマテレビを寄贈した。村は、役場庁舎1階ロビー正面の壁面に設置し、村の文字放送などを放映していく。
日本ピスコは76年に岡谷市で設立。86年に南箕輪村に移転した。今年は創立30周年、村に移って20周年の節目で、昨年の豪雨災害の教訓から緊急事態での利用なども考えテレビ寄贈を決め、根本取締役が唐木一直村長に目録を手渡した。
根本取締役は、「地域や行政にお世話になって順調に伸びることができた。気持ちだけだが行政、地域のために使ってほしい」と話した。唐木村長は、「いろいろな面で村を支えてもらっている。村民への情報発信のため活用させてもらう」と感謝した。
村は、伊那ケーブルテレビジョンで放送している村の文字放送(30チャンネル)や広報番組を常時流していくという。 -
松くい虫対策募金に寄付 大芝マレット親交会
南箕輪村の信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長、134人)は、村の松くい虫対策募金に4万840円を寄付した。7日、同村の大芝高原MG場であった親交会の例会に唐木村長が訪れ、寄付金を受け取った。
親交会は4年前から、大芝高原の緑を維持するための一助になればと「緑の募金」として、4月から11月まで月4回ある例会の毎月最終日に募金箱を設置、会員に協力を求めて集まった善意を村に寄付。前年度から大芝高原のアカマツを守る松くい虫対策募金に寄付している。
北原会長は「自然の中で遊ばせてもらっているという意識を高め、自然を大切にすることを考えるために募金の寄付を続けている。これからも大芝の自然を壊さないようにマレットゴルフをプレーしていきたい」と話している。