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伊那のソースかつ丼PRへ「会」発足準備
権兵衛トンネル開通を機に伊那の伝統の味「ソースかつ丼」を全国にPRするために集まった飲食店店主らが9日、伊那商工会館で「伊那ソースかつどん会」の設立発起人会の初会合を開いた。
同設立発起人会代表の「青い塔」店主・平澤保夫さん(57)=伊那市西箕輪=の多くの人に知ってもらいたい竏窒ニの相談を受け、伊那商工会議所がホームページ(HP)作成も提案し、伊那技術専門校に依頼。職業研修の一環でアプリケーション設計科の寺澤雅弘さん(32)=駒ヶ根市東伊那=が作成した。
HPはソースかつ丼取扱店のリスト作りを目的に、平澤さんの呼びかけた集まった設立発起人の9店舗が紹介されている。
初会合では3月末までに基本方針をまとめることを決定。順次、加入を呼びかけ、5月の正式発足を目指す。平澤さんは「これから私たちができ上がったHPをいかに生かすかが重要。一人でも多く会員の店を訪れてくれるために努力しなければ」とあいさつした。
HPのアドレスはパソコンが
http://saucekatsu.hp.infoseek.co.jp/index.html
携帯電話が
http://saucekatsu.hp.infoseek.co.jp/mob_index.html
加盟希望などの問い合わせは設立発起人会事務局の伊那商工会議所(TEL72・7000)へ。 -
新市「伊那市」誕生で消防団も新組織に
伊那市消防団は31日、新市誕生と共に新たに発足。高遠町、長谷村の団員を合わせた定員1156人(合併以前と同じ)の新組織となる。幹部は団長1人、副団長4人、分団長19人竏窒ネどが選出される。
新しい制度として、特定の活動や役割のみに参加する機能分団体制を導入。現在の伊那市消防音楽隊を団員に格上げし、団員の少ない長谷地区に地元消防団経験者でつくる「OB分団」(村内の火災のみ出動)を組み入れる。
伊那地区8分団、高遠地区5分団、長谷地区2分団(OB分団含む)の計15分団の構成。各分団名は以前の数字表示から地域名称に変更される。 -
伊那飲食店組合新春大会
伊那市飲食店組合(組合員約370人、平澤希柾組合長)は6日、新春大会をプリエキャスレードで開いた=写真。約100人が参加し、本年への思いを新たにした。
平澤組合長は「激しい競争が続き、消費者の食に対する欲求も年々高まっている。組合は、相互の交流を深め、お互いに高めあっていくことで業界の質、衛生の向上を目指すことを目的としている。組合の活動を通してお客様の求めているものは何かを学ばせてもらいたい」と語った。
小坂樫男伊那市長は「2月4日には権兵衛トンネルが開通し、3月末には高遠町、長谷村と合併する。これまで以上に伊那に来る人も増えると考えられる。伊那市は工業分野の設備投資も活発化しており、工場の波及効果も期待できるのではないかと思うのでがんばってほしい」と激励した。
15、16年度役員への感謝状贈呈もあった。 -
新山小学校総合学習でお世話になった人たちを招いてそばを振舞う
自分たちで育てたそばを使ってそば打ちをしてきた伊那市新山小学校の3年生(村松陽子教諭)が7日、そばの種や畑を提供してもらったり、育て方やそば打ちを教えてくれた地元の人たちを招いて手打ちそばを振舞った=写真。
1年間お世話になった人たちへの感謝を込めて食事会を企画。
さまざまな取り組みの中でもそば打ちは難しく、最初はうどんほど太かったり、細かくちぎれてしまっていた。そのため、そば打ちの体験施設などで上手に打つための方法を学んだりしながら全6回、そば打ちに挑戦。その介があり、今では細長いめんが打てるようになった。
出来上がったそばを食べた招待者は「そば屋さんに負けないくらい美味しい」「前のそばより上手になった」と話 -
シンポジウムで学習成果を披露
伊那小学校5学年(4クラス、133人)は6日、市駅前ビルいなっせで、各クラスの総合活動の成果を地域に発信するシンポジウム「子どもの手足からみた伊那谷パート2」を開いた=写真。集まった保護者ら約100人を前に、児童らは昨年から続く活動内容を劇や口頭などで伝えた。
智組は木製の手作りカヌー浮かべて調べた美和湖(長谷村)の水質や、小黒川の土石流の被害調査などの結果について発表。カヌーを通して、自然の不思議にふれてきた児童たちは「分からないことがいっぱい増えたが、もっと調べたい」と絶えることのない探求心をみせていた。
そのほか仁組は手作り楽器コンサートを開いて学んだこと、勇組は美和ダム湖畔の桜の世話、学組は高尾公園(伊那市)の整備について発表した。
智組の活動を2年間支えてきた美和ダム管理支所の矢澤聖一支所長は「話を聞きながらメモを取るようになったり、人前でも堂々と発表できるようになった」と児童たちの成長を喜んだ。 -
針供養
上伊那和裁連盟(竹入良子会長)による「針供養式」が8日、伊那市の常円寺であった。日本和裁士会上伊那地区(橋爪エイ子地区長)と合同で、約50人の和裁士が参列した。
針供養は豆腐、こんにゃくなど、柔らかいものに針を刺して日々の労をねぎらうと共に、折れたり曲がったりした針を供養する伝統行事。関東は2月8日、関西では12月8日が多いが、会員が高齢化する同連盟は、参列者の健康などに配慮して5年前から暖かくなる3月8日にしている。 竹入会長は「私たち和裁士は針がなくては一目も縫うことができない。曲がったり折れたりした針に感謝し、今日一日は針を休め、明日からまた精進したい」とあいさつ。参列者は、着物のたもとに差した針をこんにゃくに刺しながら焼香をした。
供養の済んだ針は、境内にある針塚に納められる。 -
天竜川漁協総会
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)の06年度総会が6日、伊那市の伊那公民館であった。05年度事業を報告し、06年度事業計画を承認した。
養殖事業は、特設漁場の設置により収益増につながった鮎(あゆ)を昨年より120キロ多い5500キロ放流し、成績向上を目指す。アマゴ、イワナ、ジャンボマスといった渓流魚は、よく釣れる特別漁場の設置を検討していく。
近年需要が減少しているニジマス発眼卵の生産販売を最重要事業として取り組み、信州サーモンやシナノユキマスなどの淡水魚の生産も検討していく。
06年度の解禁日は次の通り。
◇友釣り=7月1日(三峰川水系高遠ダムより上流は7月8日)、◇投網▼1次解禁=8月17日夜間全河川一斉解禁▼二次解禁=9月10日終日全河川一斉解禁
◇コロガシ釣り=9月10日全河川一斉解禁 -
公衆衛生専門学校伊那校卒業式
伊那市の県公衆衛生専門学校伊那校(校長・渡辺庸子伊那保健所長)で8日、05年度卒業式があった。社会への一歩を踏み出す卒業生18人が、さまざまな思い出を胸に卒業証書を受け取った。
渡辺校長は「日々進歩する歯科医療の技術を2年間で習得することは大変だったと思う。それぞれの分野で専門性が求められており、学校で学んだことを基礎に探求の姿勢を持ち、成長していってほしい」と激励した。
卒業生代表の山下晶子さんは「今まで以上にさまざまな状況に遭遇すると思うが、学校での思い出を胸に目標とする歯科衛生士に近づきたい」と語った。
卒業生18人の半数は上伊那の出身。全ての卒業生が県内で就職することが内定しており、それぞれの地元に帰るケースが大半だという。
国家試験の合格発表は25日。 -
ソフトバレーボール・第7回伊那リーグ
伊那市体協ソフトバレーボール部(三沢岩視部長)主催の「第7回リーグ戦」の全日程が終わった6日夜、ゴールドの部(50歳以上)の優勝チームが決定。10戦全勝で「伊那ドリーム」が初の栄冠を手にした。
例年になく寒さが厳しかった竏窒ニ関係者が振り返る本年は、上伊那各地から6チーム(前年より3チーム減)が参加。1月下旬から伊那中学校体育館を会場に、2回の総当りで熱戦を展開してきた。
優勝した伊那ドリームの主将・丸山清隆さん(53)=南箕輪村沢尻=は勝利の要因を「普段の練習の努力」とし、本年はこのチームで全国大会への出場を目指しているという。
ゴールドの部の最終結果は次の通り(勝敗数が同じ場合は得失セット率・得失点率による)。
(1)伊那ドリーム(2)パプリカ(8勝2敗)(3)花水木(4勝6敗) -
生徒の野外活動を応援
伊那中学校PTA(伊藤正会長)は4日、同校グラウンド東側にエドヒガンザクラの苗木7本を植樹した。PTA役員15人ほどが参加。小さな苗木が大きな幹に成長することを願いながら丁寧に土をかぶせていった。
市内の他中学校に比べて桜の木の本数が少ないことや、校庭東側には木陰もなく生徒たちが夏場は困っていることから、同PTAでは桜の木を植樹。今回の取り組みで校庭にあった桜は7本から14本に増えた。
エドヒガンザクラは高遠城址公園(高遠町)で有名なタカトオコヒガンザクラに似ていて、花びらは小さく、ピンク色が濃いのが特徴。苗木はPTA役員の一人が、同町で桜の苗木を育てている知り合いから譲り受けた、高さ3メートルほどを植えた。
伊藤会長は「子どもと一緒に健やかに成長してほしい」と桜が大きく育つことを期待。花が付くのは5年後になるそうで、役員らは校庭に咲きそろう桜を心待ちにしていた。 -
レディーバードが異文化交流
伊那市女性海外研修の参加者でつくる「レディーバード」(野沢伊代子代表)は4日、伊那市生涯学習センターで異文化交流会を開いた。市内に在住している外国籍の16人(子ども含む)を招待し、会員20人と一緒に料理などを作った。
交流会は、日本の文化を知ってもらうと同時に、悩みや困っていることを気軽に相談できるきっかけになればと昨年に続いて企画した。
今回はブラジル、中国、モンゴルなどから参加。「桃の節句」にちなみ、ちらしずしと吸い物を調理したり、千代紙で高さ10センチ弱のひな人形を作ったりした。
日本語を話せない人もいたが、通訳を交え、作り方を教わりながら一緒に楽しんだ。
モンゴルから来た信大生ダナ・ゲーレルマーさん(35)は「日本人は親切にしてくれる」と話し、初めての人形づくりに「おもしろい。家に帰って飾りたい」と喜んでいた。 -
伊那市西箕輪の飼料用小屋が焼ける
5日午後3時57分ころ、伊那市西箕輪大泉新田の小野寺哲也さん所有の鉄骨トタン葺き飼料用小屋から出火。小屋の壁面38平方メートルと、小屋内の飼料用のわらの束32平方メートル、軽4貨物自動車1台を焼き、4時37分に鎮火した。人畜に被害はなかった。
伊那署では、出火原因を飼料小屋に隣接する畑を所有する64歳の男性が、同畑で下草を焼いていた火が燃え移ったものとみている。 -
みはらしの湯でお茶会
ひなまつりに合わせて4日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で、小学生約10人が入浴客を抹茶でもてなした=写真。
お手前を披露したのは西箕輪公民館の茶道教室(重盛栄子代表)で学ぶ1縲・年生約10人。同公民館は一昨年から、小学生を対象とした茶道教室を開講して日本の伝統文化に子どもたちが触れる機会を提供している。
今回は、お茶を楽しんでもらいながら普段の成果を見てもらおう竏窒ニ、お茶会を開催。児童らが教室以外で人をもてなすのは昨年の文化祭に続き2回目。振舞う菓子はみはらしファームのいちご羊かんを使い、桜の花を形どった。
上級生が立てた抹茶を低学年の児童が客の前に運び、深深と頭を下げるなどして丁寧に接客した。お茶を振舞われた大人は、子どもの懸命な姿を笑顔で見守り「おいしかったです」と語りかけていた。 -
せせらぎの小径の木々に鳥の巣箱を
伊那東小学校3年杏組(伊藤幸枝教諭、30人)は4日、保護者と一緒に鳥の巣箱などを作った。伊那市役所庁舎南側の親水公園「せせらぎの小径(こみち)」の木々に取りつける目的。児童ら約75人は、巣箱に止まり木を取りつけるアイデアなど、一人ひとりの個性が光る作品を仕上げた。
同市ではコモンズ支援金事業で今年度「せせらぎの小径再生事業」を実施。市民に親しまれる憩いの場にするため、車いすでも利用できる歩道の舗装などを整備し、18日に竣工式を迎える。同再生事業の一環で、近くの同校に巣箱製作を依頼した。
参加者は6班に分かれて巣箱8つ、えさ台4つを作った。児童たちがデザインを考えた巣箱は縦15センチ、横15センチ、高さ25センチほどの大きさが中心。のこぎりで切ったり、くぎで打ちつけるなど親子で協力しながら完成を目指した。
池上祐紀ちゃん(9)は「住み心地が良い巣箱が作れた。鳥がいっぱい集まってくれたら嬉しい」と力作のでき上がりに満足していた。
杏組では巣箱づくりの後、学級の送別会も開いた。来年度からはクラスが分かれてしまうため、総合活動で取り組んできた自家製みそで、五平もちなどを保護者と共に調理した。
巣箱などは10日に設置する予定。同組はゴジュウカラなどが好むヒマワリの種も一緒に持っていくつもりだ。 -
ふれ愛の郷の集い講演会
日本古来の食生活から現代の健康を考えよう竏窒ニ4日、「ふれ愛の郷の集い講演会」が東春近ふれ愛館であった=写真。作物学を専門とする信州大学農学部の井上直人教授を講師に迎え、雑穀を取り入れた健康づくりを学んだ。東春近社会福祉協議会主催。
白米の普及や食の欧米化に伴い、雑穀は日本人の食卓から遠ざかってしまった。
井上さんは、雑穀を主食としていた長寿村の事例から、雑穀には老化を促進する活性酸素を除去する成分が豊富に含まれ、美容や健康にも効果がある食物繊維が野菜を摂取するより多く取れることを示した。
現代の食生活は、高脂肪・タンパク質が中心でバランスが悪く、肥満や糖尿病を引き起こすカロリーは多いが、栄養成分は不十分で、栄養失調の現代人も多いという。
雑穀は、現代人の食事バランスを整えるのに効果的で、成人病や現代病の改善にも大きな効果が期待される竏窒ニし、雑穀を取り入れた主食の再構築を提唱した。 -
伊那市ママさん卓球大会7チーム和気あいあいプレー
第27回伊那市ママさん卓球大会(伊那市体育協会卓球部主催)が5日、市武道館であった。地区割で編成した7チーム30人が出場し、プレーを楽しんだ。
市内の卓球好きの主婦らが集まり、親ぼくを深め、生涯スポーツとして卓球の普及を図る大会。4シングルス・1ダブルスの団体戦で、1部と2部(初心者)に分かれてリーグ戦で熱戦を繰り広げた。
市体協卓球部の阿部凱人部長は、新市の発足にあたって、来年から高遠と長谷地域からの参加を呼びかけていきたいという。
結果は次の通り。
▼1部(1)伊那竜東(2)伊那竜西(3)すみれ▼2部(1)たんぽぽ(2)狐島卓球クラブ(3)女性プラザどんぐり、ポチ・たまチーム -
はら美で阪井茂治作陶展
佐賀鍋島藩の御用窯で引き継がれてきた「鍋島」を今に伝える作陶家・阪井茂治さんの作陶展が7日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。卓越した技術と細部まで行き届いた心遣いが感じられる丸皿や小つぼなど約150点が、訪れた人を魅了している。
阪井さんは兵庫県出身。伊万里で13年間修行を積み、30年来製作活動に励んでいる。現在は富士見町に窯を構えている。
献上品として重宝されてきた鍋島は、明治時代、市場に出回るまでは門外不出の技法として高い技術水準を維持してきた。それぞれ作業は分業となっており、一つの作品を仕上げるのには多くの人の力を必要とする。しかし現在は、その技術を引き継ぐ職人はわずかしか残っていない。まして阪井さんのように成形から赤絵付け・釉掛けまで一環してできる職人はいないという。
主催者は「これだけの数の鍋島がそろうことは珍しい。ぜひ足を運んでほしい」と話していた。 -
グリーンファーム蘭展
伊那市ますみヶ丘の産直市場・グリーンファーム(小林史麿代表)は12日まで、原種・園芸種合わせて500種類のランが並ぶ展示即売会を開いている=写真。会場にはさまざまな色合いと優美な姿の世界各国のランが並び、多くの人たちでにぎわっている。
今年は園芸種400種に加え、原種にも力を入れて100種ほどそろえた。鉢数は約500縲・00鉢。
寒さには弱いが、取り扱いはそれほど難しくないため、要領をつかめば誰でも育てることができるという。
カトレア、シンビジウム、デンドロビュームなど、低温に比較的強い種類が人気。今年は、直立しているものより垂れ下がるタイプのものが売れている。
これだけの規模の展示会は県内では珍しく、掘り出し物も多いため、例年訪れる買い物客も多いという。 -
小学生らの歌声響く
伊那市の小学生らが出演する「スプリングコンサート」(NPOクラシックワールド主催)が4日、伊那市生涯学習センターであった。合唱団など7団体約250人がステージに立ち、元気いっぱいの歌声を響かせた。
コンサートには、地元や31日に合併する高遠町の小学校合唱団らに加え、2月に権兵衛トンネルが開通したことから、木曽町の上田小学校4縲・年生約60人が初参加した。
曲目は「さくら」「ハレルヤ」「友情の歌」など。伊那西小の手話点字音楽クラブは手話を交えたり、トーンチャームで演奏したりして発表した。
上田小は「今日から明日へ」など2曲を披露。体を左右に動かしながら、息のあったステージを見せた。
斎藤久夫校長は「伊那での発表は初めてで、子どもたちは張り切っていた。伊那の子どもたちのレベルは高く、参考になる」と話していた。
会場の300席はほぼ埋まり、木曽から来た児童の保護者らも多かった。
また、招待した春富中学校合唱部の発表や、全員合唱「翼をください」などもあり、音楽を通した交流を図った。 -
伊那市で「地産地消」の菓子づくりへ
伊那市の菓子店有志でつくる「やまびこ会」(橋都喜三郎会長、8人)が発足した。地元産の米や農産物などを使った創作菓子を開発し、将来的に「地域ブランド」として売り込んでいく。
第1弾の素材は上伊那特産のシメジ。シメジ入りのギョーザやローメンを売り出していることから、伊那商工会議所側が有志に菓子にも生かせないかと話を持ちかけた。駒ケ根市で創作菓子づくりに取り組む経験者を交え、アドバイスを受けながら素材の生かし方などを研究している。
3月中旬には、会員がそれぞれ作った和・洋菓子を持ち寄って品評する。その商品をどうするかは今後の課題。
橋都会長は「これまで個々のプレーが多かったが、和・洋の枠を超え、職人同士でアイデアを出している。おもしろい商品ができるのでは」と意欲を見せる。
商議所は、開発した商品を各種イベントや東京都などの物産展へ積極的に出かけて売り込み、地域活性化に結びつけたいとする。
会の名は、素材となる「スーパーやまびこしめじ」と、中央・南アルプスに抱かれていることから付けた。 -
ブロンズの部は「O・G・S」が初V
伊那市を中心としたソフトバレーボール愛好者らで競う「第7回リーグ戦」のブロンズの部(50歳以下)の全日程が終了した3日夜、伊那中学校体育館で表彰式があった。2年目の参加となる「O・G・S」が10勝1敗で初優勝した。市体協ソフトバレーボール部主催。
上伊那各地から12チームが集まり、1月下旬から同体育館を会場に夜間、総当りで熱戦を展開。同部の三沢岩視部長は「今年は特別寒い冬だったが、長い間ご苦労さま」と選手らを労った。
「O・G・S」主将の戸田孝行さん(33)=伊那市川北=は「皆が楽しくプレーすることを心がけていた。これからシーズンが始まるのでこの勢いで、各市町村主催の大会などでも優勝したい」と話していた。
リーグ戦のゴールドの部(50歳以上)の最終戦は6日にある。
ブロンズの部の最終結果は次の通り(勝敗数が同じ場合は得失セット率・得失点率による)。
(1)O・G・S(2)BeeKing(9勝2敗)(3)ハイジー(9勝2敗)(4)SPB(9勝2敗)(5)てんとうむし(7勝4敗)(6)まっくん(6勝5敗)(7)美女と野獣(4勝7敗)(8)リバース(4勝7敗)(9)こまちゃんZ(3勝8敗)(10)はるウララ!?(3勝8敗)(11)アンタラス(1勝10敗)(12)あんな(1勝10敗) -
日韓陶芸交流展 ベル伊那7日まで
日本陶磁器の原点といわれる高麗・李朝陶磁器と、桃山時代から独自の進化を遂げた日本陶芸に精通する陶芸家の作品が集まる「日韓陶芸交流展」は7日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
日韓陶芸の巨匠、柳海剛、安東五、伊勢崎淳、浜田庄司、島岡達三など約50人が作り出した、湯のみ、花入れ、とっくり、皿など250点を展示販売。今回は特別企画として特価コーナーで処分品を破格値でも売り出している。
関係者は「日本の焼き物の原点である韓国の焼き物と独自で発展した日本の焼き物を同時にみてほしい」と来場を呼びかける。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
2年連続「日本一」市長に報告 19日に記念コンサート
「こども音楽コンクール」中学校合唱部門の最優秀賞となる文部科学大臣奨励賞を、2年連続受賞した伊那東部中合唱部(登内志保部長、83人)が2日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞の喜びを報告し、歌声も披露した。
賞状やトロフィーを持った登内部長ら7人の生徒が、三輪憲昭同中学校長、顧問の唐澤流美子教諭の引率で来庁。代表者3人による歌の披露には、市職員ら約20人も仕事を中断して集まり、日本一の歌声に耳を澄ませた。
登内部長は「合唱を通して学んできたことや感謝の気持ちを忘れず今後も生活していきたい」と3年間を振り返り、受賞を報告。小坂市長は連続受賞という快挙に驚き「来年も期待したい」とエールを送った。
コンクールの受賞は全国各地の予選を勝ち抜いた7校のブロック大会の模様を録音したテープで選考。同合唱部はブロック大会で2・3年生53人が組曲・御柱祭の情景より「深(み)山にて」「里曳き」の2曲を混声4部合唱で披露した。
伊那東部中合唱部は受賞報告を兼ねた記念コンサートを19日、市駅前ビルいなっせで開く。プログラムは2部構成で、受賞曲を含めた14曲を歌う予定。開場は午前10時30分、開演は11時縲恊ウ午。入場無料。 -
トンネル開通で交流再開
伊那少年卓球クラブ(阿部凱人監督)は1日夜、伊那市の伊那東小学校体育館で、木曽全域の子どもたちでつくるクラブ「楢川スポーツ少年団卓球部」との合同練習会を開いた。今まで近くて遠かった近隣の両クラブが、権兵衛トンネル開通を契機に交流の輪を広げた。
県内でも老舗の両クラブは以前にも合同練習を開いていたが、トンネル開通をきっかけに実施は10年ぶり。今までは休日などの日中を使って交互の地域に出向いていたが、今回は平日夜の練習に参加できたことを喜んだ。
練習には伊那少年卓球クラブから11人、楢川スポ少卓球部から11人の計22人の小中学生などが参加。同じレベル同士の選手が5セットマッチの交流試合を4回戦った。県大会で顔合わせが多い両クラブは練習ながら熱戦を繰り広げていた。
同スポ少卓球部の田中学監督は「トンネルを通って30分で来れました。地域は中信と南信ですが、今後も交流を通じてお互いに練習に励み、県大会で会いましょう」とあいさつ。伊那に初めて来たという清水孝貴君(14)=木祖村=は「タイプの違う選手と戦えてよい経験になった。今度は木曽にもきてほしい」と話していた。
阿部監督は年に2回ほどの合同練習を実施したい考え。次回は秋ころ、紅葉を見ながら楢川の練習場に出向きたいという。 -
高校卒業式
上伊那の公立高校で卒業式のシーズンを迎えている。伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では3日にあり、在校生や保護者などに祝福される中、卒業生244人が新たな一歩を踏み出した。
一ノ澤澄夫校長は「弥生で過ごした3年間はかつてない激動の日々だったと思う。一生の間では幾たびとなく課題と直面することもあるが、日々を学び、柔軟に対応してほしい。未来へ羽ばたいてほしい」と祝福した。
卒業生代表は「3年間を振り返るとさまざまな思い出がよみがえるが、何を思い出すにしても仲間の存在がある。真の友として心を通わせた仲間だからこそ、心の底からありがとうといえる。社会には不正、虚偽などもあふれているが、ここで学んだことを胸に、虚偽や不正のない新生活を送っていきたい」と答辞した。
式が終了すると、卒業生に花束や色紙を渡そうとする在校生が玄関前に集まり、それぞれ別れを惜しんだ。 -
SO開催1年を記念した交流会
スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会開催から1年が経過したことを記念して2日、SO日本の細川佳代子理事長や参加選手などが伊那市西箕輪の伊那養護学校を訪れた=写真。
SOの魅力や感動に再び触れてもらおう竏窒ニ、SO日本・長野は、1月縲・月に県内各地でメモリアルイベントを展開しており、交流もその一環。この日訪れたのはバスケットボールやボーリングの選手3人で、自分たちの手でSOの様子も撮影した。知的障害者9人による撮影クルーの取り組みは、ドキュメンタリーとして映画化されている。
細川理事長は「たくさんの人たちに楽しいフロアホッケーを知ってもらいたい。スポーツを通して健康で元気になってもらえるよう、長野県中に普及させたい」と語った。
高等部の学生たちとフロアホッケーで交流。参加した生徒の約半分は、昨年12月ころからフロアホッケーを練習しているが、初めて体験する生徒も多く、スティックの扱い方からゴールの仕方までを学びながら交流を楽しんだ。 -
新伊那市の人事異動内示
伊那市・高遠町・長谷村の合併に伴う3月31日付の新伊那市の人事異動の内示が2日あった。3市町村の異なる職名を統一。新市へのスムーズな移行を考慮し、最小限の異動にとどめた。5月中旬ごろ、新市長が決まってから、管理職を中心に第2次異動を予定している。
人事異動は部長級15人、課長級61人、課長補佐級53人、係長級157人、主査級194人、主任級137人、主事級等197人、職員35人、消防81人の計930人。
本庁は754人(本年度比8人増)、高遠町総合支所は105人(34人減)、長谷総合支所63人(15人減)。現伊那市から高遠町へ7人、長谷へ8人を、町村から44人を本庁へ配置する。
組織は総務、市民生活、産業振興など6部、政策推進、税務、社会福祉、農林振興、建設、学校教育など36課を設ける。課は、まちづくり対策室や子育て支援課を新設。生涯学習とスポーツを分けたほか、選挙管理委員会事務局兼監査・公平委員会事務局の行政委員会を1つにまとめた。 -
乗用車にはねられ頭蓋骨骨折で重傷
2日午前0時30分ころ、伊那市坂下区入舟町の県道・南箕輪沢渡線を運転中の同市御園の大学生・小川明穂さん(21)の普通乗用車が、横断歩行中の南箕輪村沢尻の会社員・杉江陽一さん(37)をはねた。この事故で杉江さんが頭蓋骨骨折などの重傷で市内の病院に搬送された。
事故は同県道を宮田方面から南箕輪方面へ向けて運転していた小川さんが、左から右に道路を横断していた杉江さんをはねたもの。現場は信号機のある4差路交差点で、横断歩道が設置されていた。
伊那署では事故の原因について捜査を進めている。 -
長年尽力4人・1団体を表彰
05年度伊那市子ども会育成会連絡協議会(畑房男会長)が1日夜、市役所であり、長年に渡り青少年健全育成に尽力してきた4人の個人と1団体に同協議会表彰を授与した。
表彰された4人1団体は伊那市荒井区をはじめ、地域の青少年の育成に取り組んできた市嘱託職員・伊藤元郎さん(72)=荒井区上荒井=。「美篶小ランナーズクラブ」を発足し、10年間に渡り子どもたちにランニングを指導する会社員・白鳥博文さん(45)=美篶上川手=。陸上やミニバス(西駒チーム)の監督コーチとして、地元西箕輪の子どもたちの指導育成に貢献する自営業・有賀答志文さん(56)=西箕輪吹上=。同じく西駒チームのコーチとして地域の青少年スポーツ活動を指導し、上戸育成会推進員兼理事の農業・鈴木光市さん(51)=西箕輪上戸=。児童たちの防災意識を高めるために1981年に発足し、防火啓発を中心に活動を展開する「荒井区少年少女消防クラブ」。
席上で畑会長は「今後も私たちの活動を支えてもらいたい。たくましく心豊かな子どもに成長するようお願いします」と表彰者へ感謝。代表して有賀さんが「家族の協力があったからこそ頂けた表彰。家に持ち返り家族に感謝し、今後も自分の身が許す限り活動を続けたい」とあいさつした。 -
個性豊か、メッセージ温かく
伊那公民館の絵手紙教室は1日から、同館1階ロビーで、一年間の学習成果を並べる「修了展」を開いている。味わいのある線と心温まるメッセージに人々の関心が集まっている。31日まで。
伊那市内の60代主婦を中心とした生徒11人が、一人5縲・0点の合計約100を出品。くり、ざくろ、りんごなど季節の到来を喜ぶものから、ダンスシューズを描き「幾つになっても身も心も踊っていたい」と心情を表現したものまでのさまざまな個性が並ぶ。
同教室は昨年5月縲恂{年2月の計10回の講座を実施。筆の使い方などの基礎から、花や果物を題材とした実践練習を日本絵手紙協会公認講師の倉科照子さん(同市西町)から学んできた。年末の講座では年賀状に挑戦し、一人40枚ほどの絵手紙を描いて送ったという。
初日は生徒らで作品を飾り付け。それぞれの力作を批評し合い、一年間の思い出にも浸った。生徒の山岸弘子さん(64)=伊那市小澤=は「漠然と見ていた花にしても目を止めるようになり、心も豊かになった気分」と振り返っていた。