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実際に公道歩いて高齢者の交通安全教室
宮田村町2区と同地区のボランティア「ともいきの会」は17日、高齢者の交通安全教室を開いた。村駐在所の協力で、公道に出て、横断歩道や道路の歩き方を再確認。参加した約40人は、自分の命は自分で守ろうと、交通ルールを見つめ直した。
教室は2回目だが、公道に出ての実地体験は初めて。村駐在所の雨宮則彦所長が、状況に応じた正しい歩行を指導した。
横断歩道は一人づつ渡り、手をあげて左右を何度も確認した。
「子どもたちが手をあげて渡るのは見ているけれど、分かっていても我々大人にはなかなかできない」とある参加者。
雨宮所長は「気恥ずかしいかもしれませんが、体全体を使って自分の命を守ると思って、やってください」と呼びかけていた。 -
高遠伊那東LCがつくしんぼ保育園に遊具購入助成金寄付
高遠伊那東ライオンズクラブ(細田行一会長)は18日、伊那市御園のつくしんぼ保育園(宮田克思園長)に遊具助成金として10万円を寄付した。
同ライオンズクラブの創立30周年記念事業の一環。細田会長と井口公雄・記念大会実行委員長が訪れ、宮田園長に手渡した。同保育園で長年使用していた積み木が老朽化したため、木製の大型積み木1セット分の購入費に充てた。
宮田園長は「子どもたちは喜んで遊んでいるし、大変ありがたい。末永く使わせていただく」と感謝した。
記念事業は、伊那市富県の自由保育所「はらぺこ」や、美篶の養護老人ホーム「みすず寮」などの施設や団体にも図書や家電製品を贈っている。 -
青年海外協力隊の春日さんが帰国報告
青年海外協力隊員として2年間、アフリカのマダガスカルに派遣されていた宮田村南割区の看護師、春日広美さんが17日、同役場を訪れて清水靖夫村長に帰国報告した。同国の医療の現況や仕事内容などにふれ「やり残したこともあるが、今後も医療をきちんと学んでいきたい」と話した。
首都から400キロほど離れたマルボアイという町の県立病院に勤務。診療所でのワクチン接種から、学校をまわって子どもたちに歯みがきや手洗いなどの指導までこなした。
現地では、言葉の壁や腸チフスで2週間寝た経験もあったというが「家族のつながりを本当に大切にしていて、人当たりもいい。今、マダガスカルに帰れって言われたら飛んで行きたい気持ち」と笑顔で話した。
帰国から1週間ほど経過し、勤務先の昭和伊南病院(駒ヶ根市)にも復帰。「向こうは本当にゆっくり。日本は目まぐるしくて、職場でも緊張している」と続けた。
清水村長は「マダガスカルで感じた人間関係、人を思いやる気持ちを大切にして、今後の仕事も頑張ってください」と励ました。 -
北割2区敬老会
駒ケ根市の北割2区(小林治男区長)は16日、アイパルいなんで敬老会を開き、75歳以上の対象者224人のうち、89人の元気なお年寄りが出席した。
敬老会には原助役、地元市議らが来賓として出席。開会で小林区長は「まだまだ現役で働いている人も多い。来年も敬老会に出席できるように、健康に留意して」とあいさつ。原助役は「米寿や喜寿の節目を機に、健康に留意し、ますます元気で活躍を」と激励した。
喜寿を迎えた高齢者18人に市から記念品が、米寿の8人に区から祝い品が贈られたあと、祝宴。区が用意した飲み物や食べ物に舌鼓を打ちながら、子どもたちも交えた「マツケンサンバ」「花笠音頭」などの舞台発表やビンゴゲームを楽しんだ。 -
社協が支援者マップづくりを計画
伊那市社会福祉協議会は本年度、高齢者などの要援護者と地域住民との関係性を図式化する「支援者マップ」を作成する。災害時に被災者となりやすい要援護者を、近隣住民が助け合いによって救済することを目指すためのもので、今後はモデル地区を選定し、地域ごとのマップ作りを進める。
阪神大震災の時、被災者の約75%が近隣住民によって助け出されたという。大規模災害の場合、多くの人が一気に救援を必要とし、消防、救急が不足するため、住民同士の助け合いによる人命救助が重要な役割を負う。
しかし、介護保険サービスの導入以降「介護はプロに任せるもの」という考え方が一般化する一方で、介護サービス利用者と近隣住民との関係性が希薄化。近所にいながらにして、どこに誰がいるか知らないということも多い。
マップの作成は、こうした状況を解消することを目的としており、要援護者と関係性のある近隣住民に災害時支援を依頼するなどして、具体的な救援方法も検討していく。 -
ミニデイがイチゴ狩りで春を満喫
宮田村社会福祉協議会が村内全10地区で開いているミニデイサービスは18日まで、駒ヶ根市内の農園に出かけてイチゴ狩りを楽しんでいる。参加した高齢者は春の味覚を満喫していた。
介護保険対象外の高齢者を対象者に、日替りで各地区巡回するミニデイ。イチゴ狩りは春の風物詩となるほど好評で、毎年続けている。
14日は町3区の17人が訪れ、さっそく真っ赤に熟した実をもぎとった。口に運ぶと、満面の笑みに。「ほんと、美味しいねぇ。心待ちにしていた甲斐があった」と喜んだ。
社協職員から「年齢の数だけ食べるんだに」とハッパをかけられる姿も。「もういい年だで。そんなに食べれん」と言いながらも、次のイチゴに手を伸ばしていた。 -
駒ケ根市結婚相談員会
駒ケ根市社会福祉協議会が運営する市結婚相談所は12日、06年度第1回の相談員会をふれあいセンターで開いた。委員ら17人が出席し、今年度の事業計画などについて話し合った。竹内会長が新任・再任の委員に委嘱状を手渡した=写真。任期1年。
06年度は日常の相談活動のほか、研修会や情報交換、他団体との連絡会などを行い、新規事業として東京駒ケ根会の協力により首都圏の約700人の会員との交流を計画している。
市社協の竹内正寛会長は「晩婚や少子化により、結婚しない人が増える傾向にある。問題解決に向け、皆さんのお力添えをさらにお願いしたい」とあいさつした。
新任・再任の委員は次の皆さん。
福澤美恵子(小町屋)久保田元次(町一)下平雅子(中割)横山栄子(南割)小出尚美(町四) -
共同募金高額寄付者に感謝状
県共同募金会は駒ケ根市の高額寄付者3人と2団体に感謝状を贈った。12日、代表者ら3人が駒ケ根市役所を訪れ、同会駒ケ根支会長の中原正純市長から感謝状を受け取った。中原市長は「多くの浄財の寄付に感謝する。募金は80%が駒ケ根支会に還元される。社協を通じて市民福祉増進のために使いたい」と感謝を述べた。
感謝状を贈られたのは次の皆さん。
太田秋夫(町四区)竹内寿一(上穂栄)久村良助(小町屋)駒ケ根ライオンズクラブ、駒ケ根ロータリークラブ -
食育で畑作り
箕輪町長岡保育園でボランティア導入
「にゃんこのて」が一緒に子育て箕輪町の長岡保育園は、食育の一環で取り組む畑作りに地域の人に一緒にかかわってほしいと、初の試みでボランティア「にゃんこのて」を組織した。
町の9保育園は昨年度から食育に取り組んでいる。長岡は本年度、毎週水曜日を「食育の日」とし、主に畑づくりに取り組む計画をしている。
「にゃんこのて」は、地元の民生委員に依頼して50歳代から70歳代の賛同者を募り、民生委員、元民生委員、育児マイスターら7人の女性が集まった。
負担にならないように時間の許す人が参加する形式。活動は入園式の翌日から始まり、20日ころまでは未満児や今年入園した3歳児が保育園に慣れるまでの手伝いをしている。今後は、食育の日に園児と畑で野菜を作り、収穫し、一緒に食べたり調理をする。
今の活動は、毎朝登園からの約1時間、泣いている子、ぐずっている子らに接し、話しかけたり一緒に遊び、子どもが落ち付いたのを見計らって帰る。
「この時期は、泣いている子全員を見てあげたいけど手が足りない」と井沢万寿美園長。園児に平等に接するため、子どもが泣き止むと「ちょっと我慢してね」と次に登園してくる子どもを迎えなければならないため、泣き止んでもしょんぼりしている子、泣けなくて我慢している子らに接してほしい-と協力を依頼した。
「子どもがかわいくて…。私たちも1年生だからわからないけど楽しく手伝っていきたい」「自分の子どもを育てたときよりも落ち着いて接しられる。ちょっと不安だったけど、子どものほうから来てくれるから楽しい」「子どもが安心して園に慣れるお手伝いができればうれしい」とボランティア。都合の悪い日はわずか20分、30分でも手伝いに訪れる。
「細やかに接してもらえるので子どもにとっては幸せ。1対1で接して不安を取り除いてくれる。有難い。感謝、感謝です。ボランティアを取り入れてよかった」と園長。「職員だけの集団ではなく、地域のボランティアも一緒に子どもを育ててもらい、いい子に育ってくれればうれしい」と願っている。 -
地域福祉推進セミナー
ご近所同士の助け合いから地域福祉を考えよう竏窒ニ8日、05年度地域福祉推進セミナーが伊那市駅前ビル・いなっせであった。地区社協やボランティア関係者、民生児童委員など約50人が集まり、防災、防犯、予防介護につながる助け合いの重要性を学んだ。市社会福祉協議会主催。
講師の木原孝久さん(住民流福祉総合研究所主宰)は、近隣住民の面的つながりが被災者救済や防犯に果たす効果を示し「こうした被害に遭いやすい要支援者を近所で支えることが重要」と指摘。 しかし介護保険導入以降は「対象者への対応はプロがすべき」という流れがあり、高齢者が近所から疎遠となってしまっている現状を語った。
一方、近所の地域サロン、趣味の場などで認知症高齢者を受け入れている事例を紹介し「その人がやりたい事をし、行きたい場所へ行けることは『その人らしい人生』をおくることにもつながる」とし、生きる意欲や介護予防への効果を示した。
しかし、住民同士の助け合いは『助けて』という当事者の声を受けて発生するため「助けられる側も周囲へ困っていることを発信していくことが重要」と呼びかけた。 -
伊那市身体障害者福祉協会・合併創立総会
伊那市・高遠町・長谷村の3市町村合併により統合した伊那市身体障害者福祉協会は9日、市福祉まちづくりセンターで合併創立総会と記念式典を開いた。式典には会員ら約90人が出席。新会長に選ばれた竹松猛会長=日影=は、新体制になった身障協への協力を呼びかけた。
式典で竹松会長は「3市町村合併により、身体障害者手帳の交付者は約2300人を超えた。会員は増えたが、入会率は32%と厳しい状況。これからは事業を活発化させ、魅力ある協会にしなければ。皆さんと支えあって、伊那市が全国一住み良い街と言われるように頑張っていきたい」とあいさつした。
伊東義人市長職務執行者は「合併により、今までの福祉(サービスの質)が落ちないよう、協力していきたい。今後、市でも重点的に支援していきたい」と話した。
総会では役員選出や、会員相互の親ぼく会や障害者スポーツへの積極的参加などの本年度事業計画など3議案を承認、可決。役員は副会長に西村周市さん=高遠町上山田=、加藤伸一さん=原新田=、下島忠孝さん=中央区=らが選任された。 -
上伊那建具組合が西駒郷でボランティア作業
「良い戸の日」の10日に合わせ、上伊那建具協同組合青年部(芦部浩久部長)は8日、駒ケ根市と宮田村にまたがる知的障害者総合援護施設西駒郷を訪れ、動きが悪くなったり閉まらなくなったドアや戸棚などを修繕するボランティア作業を行った。施設内に分散した約20人の参加者は手分けして入所者の居室の障子やドアの立て付けなどを確かめては、かんなやのこぎりを使い、慣れた手つきで次々に修繕した=写真。
同組合は「良い戸の日」が制定された85年以来、各地の小学校や施設などの修繕ボランティアを行って喜ばれている。 -
箕輪町民生児童委員協・福祉事務調査専門委会議
箕輪町の民生委員児童委員協議会・福祉事務調査専門委員会は7日、役場で06年度最初の会議を開いた。前任者の辞任に伴う後任の委員2人を委嘱した。
新委員は平沢庄子さん、唐沢一成さん。現民生児童委員の任期は04年12月1日から07年11月30日までの3年。新委員の任期は07年11月30日まで。
星野和美会長は、「町で地域福祉ネットワークを作る。我々にとって有難く、対象になる人にも心強い。行政と対象者の間に立って実際にどう活動していくか。アンテナを高くして情報をキャッチし、57人で協力して助け合っていこう」とあいさつした。
平沢豊満町長は年度始めのあいさつで、「社会の構造や価値観の変化により大変ご苦労をかけると思うが、よろしくお願いしたい」と述べた。 -
七久保宅幼老所「なごみの家」がしゅん工
JA上伊那(征矢福二組合長)が飯島町七久保の旧七久保支所資材倉庫を有効活用した七久保宅幼所「なごみの家」が完成。6日、JAの理事や農家組合、生活部会など関係者約40人が見守る、征矢理事長や団体代表、愛称命名者の掘初恵さんらがテープカットし、しゅん工を祝った。7、8日施設見学会、10日開所する。
建設面積は160・75平方メートル、約37平方メートルの食堂・機能訓練室、相談室、静養室のほか、事務所、ちゅう房、浴室、トイレなどを整備した。
事業内容は介護保険通所介護事業「一般型」、身体障害者デイサービス、タイムケア、高齢者の地域交流、学童保育(学童クラブ)-など。
定員12人。職員は専門職4人。
営業日は月曜日縲恣y曜日、午前9時縲恁゚後4時30分、延長あり。
祝賀会で、征矢理事長は「南部地区への福祉施設建設構想の検討から、完成まで、多くの人の『思い』が込められている施設。その『思い』を反映できる施設運営を心がけ、地域の拠り所となる福祉施設づくりにスタッフ一同精いっぱい努めます」とあいさつした。 -
駒ケ根青年海外協力隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は6日、06年度第1次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した223人が出席し、正式隊員を目指して訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊は80カ国に2万8千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫を凝らして自然環境、文化、言葉の違いを克服してきた。皆さんも訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、ウズベキスタン派遣予定の東朝子さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
派遣前訓練はこれまで年3回行われ、期間はそれぞれ79日間だったが、同訓練所で今年初めてシニアボランティアを対象とした集団合宿研修を行うことなどから、今年度以降70日間に短縮されることになった。19年度からは訓練と派遣も年4回に増やすことにしている。 -
「花の庭」ボランティアが作業
駒ケ根市菅の台の「森と水のアウトドア体験広場」敷地内にある「花の庭」の整備作業が1日、始まった。集まった市民ボランティアら約10人は担当者から説明を受けた後、早速草むしりなどの作業に汗を流した=写真。参加者らは「育てている草を抜いちゃいけないね」などと話しながら、慎重に草をむしっていた。次回からは花の時期に応じて植え付けや株分け、移植などを順次行っていく。作業は花のシーズンが終わる10月ごろまで、原則として毎月第3月曜日の午前9時から3時間行われる。
花の庭は広さ約1700平方メートル。現在約220種の山野草やハーブなどが生育し、訪れる観光客や市民らの目を楽しませている。広場のオープンとともに02年に開設されて以降、管理は市が行ってきたが、05年からは市民らによるボランティアらが整備を手がけている。 -
華やかなひととき演出 ふれあいの里に志扇流訪問
箕輪町木下一の宮の「ケアセンターふれあいの里」(林睦之センター長)で29日、新日本舞踊のボランティア訪問があった。利用者ら約50人は、目の前で次々と繰り広げられる優雅な踊りに顔をほころばせた。
踊りを披露したのは志扇流(家元・志扇寿光さん)の伊那市、同町在住の社中ら6人で、そのうち小学校の春休みを利用して児童2人も参加。扇子や三味線、笠などを手に、演歌の曲に合わせて9演目を披露した。
伊那小学校5年の牧田はるかちゃんは「おじいちゃん、おばあちゃんに楽しいと思ってもらえるように踊った」と熱演した。
利用者らは舞踊を鑑賞し終えると「すばらしかった」「うれしい」「最高!!」と、それぞれ笑顔。アンコールを要望するほど満足していた。
林センター長は「ボランティアさんの好意に利用者の皆さんも気持ちが和んでいる。日ごろの練習の成果をまた、ぜひ披露しに来てほしい」と感謝した。
ふれあいの里は昨年10月に開所。利用者数はデイサービス、ショートステイ、グループホームに計約50人。ここ3カ月は月に2回ほど、ボランティアによる踊りや筝の演奏をして利用者を楽しませている。4月にはハーモニカの演奏会もあるという。 -
ミニデイ利用者交流会
宮田村各区のミニデイサービスの利用者らに互いに交流してもらおうと30日、村内5地区の利用者を対象にした交流会が村老人福祉センターで開かれた。南割、町一、町二、大久保、大田切の各区から約60人が参加し、歌やゲーム、健康体操などを通じて親ぼくを深めた。
ゲームの時間では参加者をチームに分けて「お手玉送り」や満水リレーなどを行った。お手玉送りは1列に並んだ参加者が各チーム10個ずつのお手玉を次々に隣の人に手渡してゴールまでの時間と個数を競うものだが、特別ルールとして、受け取った人はお手玉を投げ上げ、その間に1回手をたたく竏窒ニいう難題が加えられた。参加者らは時折お手玉を落としたりしながらも笑顔で楽しそうにゲームに興じていた=写真。
参加した利用者は「1年に1回よその区の知り合いにも会えて楽しい。ありがたいことです」と笑顔で話していた。 -
駒ケ根市社協評議員会
駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)は28日、05年度第3回評議員会をふれあいセンターで開いた。評議員約30人が出席し、社協が運営する認知症高齢者グループホーム「ほほえみの家」に続く第2のグループホームの施設整備のため福祉基金から1350万円を取り崩すことを承認したほか、06年度事業計画・予算案などを承認した。役職の交代などに伴い、新たに5人が評議員に選任され、竹内会長から委嘱状が手渡された=写真。任期は前任者の残任期間で07年5月30日まで。
第2グループホームはJR伊那福岡駅の東約1キロにある民家を改修し、定員6人で今年10月の開設を目指している。
新評議員は次の皆さん。
塩沢昌壽(中沢地区区長会副会長)市村重実(東伊那区副区長)菅沼幸穂(伊南福祉会救護施設順天寮長)北原和明(駒ケ根青年会議所専務理事)吉村晴夫(駒ケ根市地区社協連絡会副会長) -
特養老人ホームに温泉プレゼント
駒ケ根市の早太郎温泉記念事業実行委員会(宇佐美宗夫実行委員長)は市内の特別養護老人ホームや老人保健施設などの利用者に施設内で温泉気分を味わってもらおうと温泉の湯のプレゼントを始めた。29日には宇佐美委員長ら委員5人が特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)を訪れ、利用者にタオルをプレゼント=写真。この日の朝に源泉からくみ出してきた4トンの温泉の湯をタンクローリーから施設内の風呂に給湯した。利用者は「温泉の湯? うれしい」と手をたたいて喜び「午後の入浴が待ち遠しいね」などと笑顔で話し合っていた。
宇佐美委員長は利用者らに「早太郎温泉が誕生して今年で10年になるが、これは市民みんなの財産。今日は日ごろ温泉につかる機会の少ない利用者の皆さんにも温泉をゆっくり味わっていただきたい。いつまでも健康で長生きしてください」と呼び掛けた。
同委員会は4月6日までに市内の6施設に温泉をプレゼントすることにしている。 -
光前寺が市に寄付
駒ケ根市の光前寺(吉澤道人住職)は28日、駒ケ根市社会福祉協議会に約45万5千円を寄付した。吉澤住職が市役所を訪れ「社会福祉事業に使って」と寄付金を中原正純市長に手渡した=写真。寄付金は05年4月に寺が開いたチャリティーコンサートの入場料収入の全額30万2千円と、05年夏から秋にかけて境内で募った「天台宗・一隅を照らす」運動で集まった浄財の全額約15万3千円。吉澤住職は「(浄財の)行き先が変わってしまって寄付してくれた人たちには申し訳ないが、社会の役に立ててもらう趣旨は同じだからこの際一緒に市社協に寄付することにした」と話している。
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飯島町老人クラブ連合会総会
飯島町老人クラブ連合会(横田勉会長)は26日、Aコープ飯島生活センターで05年度総会を開いた。05年度事業報告、決算報告の承認、体育行事や奉仕活動、交通安全講習会などを盛り込んだ06年度事業計画を決めた。予算額は26万7千円。
開会で、横田会長は「行政や公民館、区など公の団体からの情報が途絶えると、単位クラブはつぶれていくケースが多い。外部からの情報を縦糸に、単位クラブの結びつきを横糸に機織のように、連携を深めて活動を」とあいさつ。
引き続き、表彰に移り、会の発展に功績のあった1団体12人に感謝状が贈られた。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽飯島町ゲートボール協会、前垣靖、大沢甲子夫、上原久子、大久保桂一、佐々木富男、吉沢寅吉、手塚良一、矢沢信男、小川徳次、清水敏郎、林嘉男、竹内みつゑ -
小町屋区敬老会
駒ケ根市の小町屋区(伊藤智敏区長)は26日、小町屋公民館で敬老会を開き、75歳以上の対象者212人のうち、77人の元気なお年寄りが出席した。
敬老会には中原市長、地元市議らが来賓として出席。開会で伊藤区長は「体力に応じ、一生懸命に努力する高齢者の姿が共感を呼び、元気を与える。今日は時間の許す限り楽しんで」とあいさつ。中原市長は「社会や家庭で役割分担を担い、生涯現役を貫いて」と激励した。
喜寿を迎えた高齢者20人に記念品が贈られたあと、祝宴。区が用意した飲み物や食べ物に舌鼓を打ちながら、大正箏の演奏や小町屋子供文庫の「マツケンサンバ」、民謡、コーラスなどを楽しみ、出し物が終わるごとに大きな拍手を送っていた。 -
中川村の2園で卒園式
中川村の2保育園で27日、それぞれ卒園式が行われ、合わせて30人が仲よく遊んだ園舎を後にした。
このうち、みなかた保育園では卒園児15人が在園児や保護者の拍手の中、年少組が感謝の気持ちを込めて作った花をブローチを胸に堂々と入場、ひな壇に並んだ。
大島いづみ園長は「優しい心と丈夫な体、よく考える頭を持ち、元気いっぱいの1年生になって」と呼び掛け、卒園児ひとり一人に「卒園おめでとう」の言葉を添えて保育証書を手渡した。
証書を受け取った卒園児らは「かけっこが1等賞になってうれしかった」「なわとびをがんばった」「サッカー楽しかった」など思い出や頑張ったことを発表した。
呼び掛けで、在園児らは「いっぱい遊んでくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、卒園児らは「お父さん、お母さん、先生、小さなお友だち、ありがとう。ぼくたちは元気な1年生になります」とこたえ、全園児で「思い出のアルバム」を響かせ、保育士らは「はじめの一歩」を歌って、人生の最初の巣立ちを激励した。
保護者らは時々、目頭をハンカチで抑えながら、わが子の成長した姿に感無量の様子だった。 -
箕輪町身体障害者福祉協会総会
箕輪町身体障害者福祉協会(会員124人、登内嘉夫会長)の第55回定期総会は25日、町社会福祉センターで開き、06年度事業計画案などを承認した。
06年度事業計画は、年4回の町交通安全人波作戦参加、町希望の旅(7、10月)参加、萱野高原清掃美化運動、町ふれあい広場参加、町長寿者ゲートボール大会参加、町社会福祉大会参加、重度障害者歳末慰問。郡身障協や県協会関連事業にも参加する。
役員改選で、会長に登内嘉夫さんを再任、副会長に上田義雄さん、会計に毛利定治さん、監査に向山勉さん、征矢野文子さんを選出した。
登内会長は、「会員の減少と高齢化、重度化が進む中、協会の運営は大変厳しいものがある。より一層の会員の加入促進を大きな重点施策として、組織強化に取り組み、これ以上の後退がないよう組織の維持に全力で取り組んでいきたい」とあいさつした。 -
寄付の使途を明瞭化
宮田村社協が善意銀行を設置宮田村社会福祉協議会は、住民などから寄せられた寄付金や遺志金を何に使ったか明瞭にしようと、善意銀行を設置した。今まで組み入れていた一般管理事業から経理を区分。予算書や決算書に善意銀行の項目を設け、使途の明瞭化を図る。
今まで寄付金などは一般管理事業に参入され適宜、備品や器具の購入などに使われてきたが、「使途が一般にわかりにくい」との指摘もあった。
新年度は本年度並みの200万円を善意銀行の歳入として見込み、ホームヘルパーが使う自動車1台130万円、デイサービスセンターに備える車イス6万円などを購入する。 -
社協事務局長に酒井氏
宮田村社会福祉協議会は24日、4月1日付の人事異動を内示した。縣忍事務局長が退職し、後任には総務課長を最後に3月末で村役場を退職する酒井一衛氏が就く。
元村職員の縣局長は4年間務めた。その他の異動は次の通り。カッコ内は現職。
▽通所介護事業係主任=南澤かずみ(訪問介護事業係主任)▽訪問介護事業係主任=山下美保(在宅介護支援センター担当)▽居宅介護支援事業係=藤田紫乃(通所介護事業係介護員) -
地区社協の組織化にむけた検討に着手
宮田村社会福祉協議会は新年度、地区社協の組織化にむけて検討を始める。近隣の支えあいを強化し、地域自らが福祉充実の方策を練りあげる方向へ進みたい考え。24日の理事会、評議員会で、新年度の事業計画のひとつとして示した。
同社協は地区ボランティアの設立推進を一昨年から実施し、現在までに村内11区のうち6区で発足、または準備を進めている。
ただ、今後は業務的な要望も高くなるとみられ、地区社協を研究していくことにした。
理事会、評議員会では事業計画を含め、新年度予算案などを全会一致で承認。
06年度の一般会計は総額1億3229万円余りで、前年度に比べ872万円ほど増えた。 -
夏祭りの企画、運営に幅広い力を
実行委や事務局を一般公募で宮田村は、2年に1度開くみやだ夏祭りを活性化させようと、実行委員会や事務局のメンバーを一般公募する考えで検討している。22日夜に開いた参加協力団体との懇談会で説明。「祭り好きな人たちや、アイデアを持っている人を幅広く巻き込み、柔軟な発想で祭りを考えたい」としている。
今年で17回目の夏祭りは実行委員会を組織して開くが、村が事務局をつとめて主導し、各区や商工会などの団体が協力する体制で運営してきた。
踊り主体の内容にマンネリ化の声もあがり、検討を進めてきた経緯もあるが、区の役員などは1年で交替することもあり、継続的な議論はなされてこなかった。
この日の懇談会でも、「今年の祭りは従来通りでやむを得ないが、若い人の意見を聞くなど、継続検討できる仕組みづくりが必要」などの意見が複数挙がった。
対して村産業建設課は「次回以降もみすえて、一般公募でメンバーを募り、実行委員会や事務局に加えたい。より柔軟な発想をとりこめれば」と話した。
夏祭りは7月16日に開催を予定。懇談会では、昨年発足したソーラン踊りの組織「信州みやだ梅舞会」が参加を表明し、小中学校も協力の姿勢を示すなど、積極的な動きも出始めている。 -
伊東佑季さんが協力隊員として中米へ
伊那市福島の伊東佑季さん(27)は、青年海外協力隊員として中米ベリーズに赴く。23日、市役所を訪れ、小坂市長に出発あいさつをした。
職種は美術。首都ベルモパンから北東60キロにあるベリーズシティーのセントジョセフ小学校に配属され、5縲・5歳くらいの子どもたちに美術を指導する。公用語は英語。派遣期間は08年3月までの2年間。
30日の出発を前に、伊東さんは「美術だけでなく、音楽、スポーツを複合させ、自分を表現する手段としてアートの楽しさを伝えたい」と抱負を語った。
子どものころ、協力隊員と交流したことがあり、活動に興味があったという。大学卒業後、南箕輪中学校で美術を教えた経験を持つ。ゆくゆくは作家として活動したいと考えており「不安はあるが、経験をステップにしたい」と話した。