権兵衛トンネル通行止めで市民に影響
道路の崩落の影響で全面通行止めとなっている国道361号の権兵衛トンネル。
伊那と木曽を繋ぐトンネルの通行止めで、市民の生活にも影響が出ています。
伊那市役所で働く樽澤永理さんは木曽町から通っています。
通行止めになってからは塩尻を経由して通っていて、通勤時間は倍以上の2時間かかるということです。
トンネル付近の店舗にも影響が出ています。
権兵衛トンネルから約2キロの場所に店を構えるそば店「こやぶ竹聲庵」です。
通行止め以降客足は8割落ち込みました。
秋は新そばや紅葉シーズンで一年で最も多くの客が訪れる時期ですが、今年はそれが見込めず頭を抱えています。
権兵衛トンネルは伊那側の入り口付近の道路の崩落で20日から全面通行止めとなっています。
平成27年の調査ではトンネルの通行量は、平日の午前7時から午後7時までの12時間で3,822台となっています。
伊那建設事務所では25日の雨に備えのり面にブルーシートをかける対策をしたということですが、年内の復旧は厳しいとしていて、「なるべく早く開通できるよう取り組んでいく」としています。