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やきもち踊り奉納前に「当屋祭」

やきもち踊り奉納前に「当屋祭」

伊那市山寺に江戸時代から伝わる奇祭「やきもち踊り」が、18日に2年ぶりに行われます。
18日を前に、当日使う道具を清める「当屋祭」が12日きたっせで行われました。
祭壇には歴代の当屋が祭りについて記した書物が仕舞われている当屋箱や、祭りで酌み交わすどぶろくの入れ物などが並べられました。
12日はやきもち踊り保存会や区の関係者など約25人が集まり、祭りで使う道具を清めました。
当屋はまつりを取り仕切る役目のことで、山寺の7つの町の代表者が持ち回りで務めています。
今年の当屋は水神町の北原(きたはら)富士雄(ふじお)さんです。
やきもち踊りは伊那市山寺の白山社(はくさんしゃ)八幡社(はちまんしゃ)合殿で奉納されるもので、県の無形民俗文化財に指定されています。
保存会の会員が足をあげて飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露します。
踊りの合間には魚の塩焼きを肴にどぶろくを飲んだりキセルで刻みタバコをふかします。
踊りが終わると一斉に鳥居から逃げ出して、逃げ遅れた人は疫病にかかると伝えられています。
去年は新型コロナの影響で中止となったため、2年ぶりの開催となります。
やきもち踊りは18日に奉納されます。
保存会では新型コロナウイルスの感染対策をとり実施するということです。
 

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