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「絵島生島事件」 絵島を偲ぶ法要

「絵島生島事件」 絵島を偲ぶ法要

江戸時代に江戸城の大奥を舞台に起こった事件「絵島生島事件」で伊那市高遠町に流刑され生涯を終えた女中の筆頭だった絵島を偲ぶ法要が伊那市高遠町の蓮華寺で2日行われました。
2日は伊那市観光協会会長の白鳥(しろとり)(たかし)市長などおよそ10人が参加し、絵島の冥福を祈りました。
法要は毎年行われていて今年で281回目です。
「絵島生島事件」は江戸時代中期に起こりました。
絵島は大奥の女中の筆頭でした。
芝居を見に行って門限に遅れたことを罪に問われ、絵島は高遠町に、生島は東京都の三宅村に流刑となりました。
この事件は絵島と生島の悲恋として伝えられています。
高遠町歴史博物館にある絵島囲み屋敷は、絵島が生涯を終えるまで過ごした家が再現されたものです。
絵島は玄関から見て番人詰所の部屋の奥にある8畳間に住んでいました。
家全体には忍者も入れないと言われていた「忍び返し」という塀もあり、逃げられないような作りとなっています。
毎年法要には生島が流された三宅村からも訪れていましたが、新型コロナの影響で2年連続伊那市の関係者のみで行われました。
参加者は法要後、蓮華寺にある絵島の墓に花を手向けていました。
去年三宅村との友好連携50周年を祝い予定されていた記念式典は今年に延期となっていて、9月28日に行われる予定です。
 

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