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旧羽広荘の建物を生ハム工房に活用 式典実施

旧羽広荘の建物を生ハム工房に活用 式典実施

2022年12月末から利用されていなかった伊那市西箕輪の旧羽広荘の建物を活用し、生ハム工房が29日にオープンしました。
29日は、産学官連携拠点施設INADANI SEESで式典が行われ、服部テキスタイル株式会社の服部(はっとり)(しげ)(かず)社長が生ハムのファーストカットを行いました。
式典では、出席者が切りたての生ハムを味わっていました。

旧羽広荘の建物を生ハム工房に活用 式典実施

旧羽広荘は、施設の老朽化や業績低迷を理由に、2022年12月末で閉鎖していました。
服部テキスタイルでは、使われなくなった建物を一部改修し、今回生ハム工房をオープンさせました。
厨房があった場所では、伊那谷産を中心とした豚肉の加工作業を行います。
肉の形を整え、血抜きや塩漬けを行います。
旧宴会場は、塩漬けした肉を熟成させるためのスペースとして活用します。
減塩にこだわり、塩分濃度を通常のものより2%ほど抑えます。
熟成させて製品になるまでに、1年半ほどかかるということです。
兵庫県に本社がある服部テキスタイルは、高級ホテル向けのベッドシーツなどを手掛けるリネン製造メーカーです。
現在75歳の服部社長は、かつて信州大学農学部で学んでいました。
しかし、体調を崩した父親に代わって家業を継ぐため、2年生の時に志半ばで退学しました。
服部さんは、地元兵庫に戻ってからも伊那に恩返しがしたいと思い続けてきたということで、今回工房をオープンさせることになりました。
服部さんは、食品製造の場としてだけではなく、地元の農家や研究機関、企業などと連携し、ブランド化を図っていく考えです。
服部テキスタイルでは、今年度2,000本の出荷を目標にしていて、将来的には10万本を目指したいとしています。

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