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見守り隊が意見交換会

見守り隊が意見交換会

 宮田村の住民有志が隊員となり、4月に発足したボランティア組織「子どもの安全見守り隊」は11日、初の意見交換会を村民会館で開いた。見守ってきた児童、生徒の登下校の様子を発表し、通学路など危険な場所を指摘。「子どもたちがあいさつしてくれるようになった」と、活動の浸透を裏付けるうれしい報告もあった。
 村教育委員会が呼びかけて発足した見守り隊だが、春以降隊員の数が徐々に増え現在は142人が登録。散歩や仕事の合間に、子どもたちの校外活動に気を配っている。
 意見交換会では、「ヘビが出没するので川に入って遊んでいる子どもを注意した」「塾で待っている子どもの道路飛び出しが危険」など、注意すべき点を自由に出し合った。
 夕方遅くまで遊んでいる報告もあったほか、登下校の時間帯に狭い道路を一方通行にできないかと、交通規制に踏みこんだ提案もあった。
 一方で見守り隊の活動が子どもたちにも浸透し、「顔を覚えてくれて、あいさつしてくれる」といった意見も。保護者から「見守り隊がいるから心強い」という意見が寄せられているとも報告した。
 新井洋一教育長、雨宮則彦村駐在署長は「声をかけあえる関係を築くことは非常に大切。子どもは地域が育てるという目標を持ち、村民一人ひとりに運動を定着させてほしい」と、さらなる協力を呼びかけていた。

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