丁石ハイキングで羽広道約7キロを歩く
伊那市で23日、「羽広道丁石ハイキング」があった。子供縲・0代の14人が参加し、坂下区の常円寺東側から「馬の観音様」で信仰を集めた西箕輪区の仲仙寺までの約7キロを歩いた。
丁石は1850年代、一丁(109メートル)ごとに建てられた道標。54体のうち34体が残る。伊那観光協会が取り組む丁石復元が進んでいることから、西箕輪公民館が初めて企画した。
丁石ルートの案内役を育成できればという思いもあり、確認した丁石の写真や特徴、位置図などを載せた資料を用意。
参加者は秋空の下、羽広道の概要説明などを聞き、丁石が立つ県道大萱荒井線沿いを歩いた。
羽広道は、田植えが終わると、お参りに来る農耕馬でにぎわったといわれ、参加者は観音様などが刻まれた丁石を見ながら、当時に思いをはせた。