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地産地消セミナー

シメジ、ダチョウ肉、アマランサス…開発中の料理を試食

地産地消セミナー

 伊那商工会議所の地産地消セミナー「伊那からはじめる地産地消」が25日、伊那商工会館であった。シメジ、ダチョウ肉、雑穀アマランサスなどを使った料理や菓子の試食のほか「発想の転換で再発見する地元食材の魅力」と題する講演を聞いた。
 地産地消による地域経済活性化事業は、本年度の目玉事業。農・商が連携し、新しい食を発信するもので、今回は伊那地域での地産地消の方向性を探った。
 試食では、伊那手づくり餃子(ギョーザ)愛好会、菓子店有志の「やまびこ会」のメンバーが開発したシメジ入りのまんじゅうやおやき、鹿肉のハンバーガー、ダチョウ肉のやわらか煮、アマランサス豆腐など工夫を凝らした22品が並んだ。菓子部門は先月の試食から大きさ、味付けなど改善を加えた。
 商議所女性会、県やJA上伊那の職員ら約30人は味や見た目、食材の生かし方、インパクトなどを評価した。
 これらは10月14・15日に開く第58回伊那総合物産展示会・商工祭で、一般向けに販売する予定。
 講演会の講師で、フリーライターの鮎沢廉さんは「なぜ、この商品にシメジやアマランサスが入っていなければならないのかというものがほしい」「食材の背景を伝承することも大事」とアドバイスした。また「地域ブランドは、地域の人が魅力を感じ、伝えられるもの。伝統食を伝える手段には、目新しさを加えたアプローチが必要」と提案した。

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