箕輪ブライトプロジェクト第1回製品試作会
自然エネルギー活用で廉価な照明開発へ
天竜川護岸の夜間照明などに使う自然エネルギー活用の廉価な照明装置を開発しようと、箕輪町の事業者有志が立ち上げた「箕輪ブライトプロジェクト」(小池茂治会長)が25日夜、第1回製品試作会を町産業会館で開いた。開発は太陽光、小水力、風力など各部会に分けて研究していく方針で、今後さらに業種にこだわらず仲間を募る。
町には、天竜川堤防道路を親水護岸の道に整備しようと取り組む住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」があり、国土交通省に提出した実施計画案に、夜間照明の設置を盛り込んでいる。
計画案の照明装置は将来的に企業協賛を想定していることもあり、町内事業者らがそれぞれの技術などを持ち寄って自ら開発しようと8月、ブライトプロジェクトが発足した。
廉価で耐久性があり、地元でメンテナンスできる照明装置の開発が目的。自然エネルギー利用で価格は10万円以下を想定。試作製品を天竜川護岸道路のモデル区間(町田橋縲恂・輪橋)に設置し性能を検証する。製品の一般家庭などへの普及も研究し、町内全体のエコロジーの取り組みにする。同事業は町の中小企業融合化促進助成事業の補助金(30万円)も受けている。
試作会は、ソーラーパネルやランプなどを会員が持ち寄り実験をしながら協議。早期に試験機を作り、町商工会館近くの場所に設置することを決めた。
今後、現在の会員7人を発起人として趣意書を作り、小水力発電に取り組む箕輪ニュービジネス研究会など自然エネルギー利用をテーマに活動する町内の団体なども含め広く仲間を募り、本年度中のモデル機設置を目標にそれぞれが蓄積したノウハウを基に研究開発を進める。