上農生が地元林業士からチェーンソーを使った間伐方法を学ぶ
上伊那農業高校緑地工学科2年生34人が27日、伊那市小沢川上流にある演習林でチェーンソーによるカラマツの間伐実習をした。生徒らは、初めてのチェーンソーを地元林業士の指導を受けながら操作した=写真。
国が林業後継者の育成を目的として本年度新たに始めた事業の一環。上伊那農業高校では普段生徒が体験することがないチェーンソーによる間伐を要望し、県や上伊那林業士会などの協力を得て、取り組みが実現した。
生徒は3、4人ずつで8班に分散。チェーンソーの使い方や注意点を学び、丸太の切断などでチェーンソーに慣れてから実際の伐倒に挑戦した。
初めての体験に緊張した面持ちを見せたが、木が倒れる瞬間には「おー」と歓声を挙げていた。
作業に参加した有賀卓馬君(16)は「のこぎりとなたで間伐をしたことはあるが、チェーンソーを使ったのは初めてで緊張した。倒れた木が、別の木に引っかからないようにできたらもっと良かった」と話していた。
実習は28日も行う。