駒ケ根市成人式
今年度新たに496(男性227・女性269)人が成人を迎える駒ケ根市の成人式は15日、駒ケ根市文化会館で開かれた。
会場の周辺やロビーには式の始まる一時間以上も前から着飾った新成人らが続々と集まり、友人同士で輪を作っては「元気だった?」「今どうしている?」などとにぎやかに話に花を咲かせた。
式典で新成人代表の森田美穂さんは「家族や地域の人のおかげでようやく成人となったが学ぶべきことはまだまだ多い。自覚ある社会人の一員となれるよう一層努力したい」と謝辞を述べた。会場内を回って成人となった抱負を尋ねる意見発表では、マイクを向けられた新成人らは「一日一日を大切にしたい」「常識ある人になりたい」などとそれぞれ決意を語っていた。
中原正純市長は「進む少子高齢化社会の担い手として活躍していってほしい。大きな夢を持ち、自己実現のために努力する社会人になるよう期待する」と激励の言葉を贈った。市からは記念品として音楽ギフト券千円分が贈られた。
出席者らは成人となった感慨をかみしめながら、ステージでの市民吹奏楽団の演奏や恩師らによるビデオメッセージの上映などを和やかに楽しんでいた。
小口晋太郎さん
(1)衆議院選について 「もちろん行く。ようやく選挙権を得たのだから当然。先の国会の郵政民営化に関する政府のやりかたには到底納得できないので反対派に投票したい」
(2)戦後60周年について 「興味を持って研究している。太平洋戦争に関しては日本が一方的に悪、とする声が多いが、果たして本当にそうだったのか、今あらためて考えてみることも必要ではないかと思う」
那須野薫さん
(1)「行く。投票するのが成人としての責任だと思うから。郵政民営化には賛成なので、自民党の候補に入れたい」
(2)「戦争のことは家族や友達ともあまり話したことがないのでよく知らない」
倉田優生さん
(1)「たぶん行く。せっかくの権利だから。政治家には構造改革をどんどん進めてほしい。今度の総選挙では郵政民営化に賛成の候補に投票したい」
(2)「祖父などに戦争について聞いたことはあるが、あまり詳しくは教えてくれなかった。どんな理由にしろ、戦争は二度と起きてほしくない」