聴導犬支援チャリティコンサート
聴導犬支援のためのチャリティコンサート「耳をすませて」は14日、伊那市の生涯学習センターホールであった。耳の不自由な人にも楽しんでほしいと演奏と映像を組み合せて音楽を伝える演奏会で、観客は心で聴き、感じ、音楽を楽しんでいた。
昨年、聴覚障害者も味わえるコンサートを開いた横浜市在住のピアニスト満園彩絵さんが、宮田村に本部のある「日本聴導犬協会」の地元で演奏会を開きたいと願い、今回実現。収益の一部を日本聴導犬協会に寄付するチャリティコンサートを開いた。
仲間の中谷路子さん=横浜市在住=と共演。連弾「さとうきび畑」「ハンガリー舞曲」、独奏「月の光」「ノクターン遺作」などクラシック曲のほか、映画音楽なども演奏。ステージの壁には、海、ヒマワリ、ゆりかご、花火、ハンガリーの街並みなど演奏曲に合わせた映像を映し出した。
観客は、映像を見たり、鍵盤の上を流れるように動くピアニストの手を見たり、絵と音によって生み出される音楽の世界を満喫していた。