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箕輪工業高校の未来を育てる会が新たに設置する多部制・単位制高校について知事などに陳情

 箕輪工業高等学校の未来を育てる会(会長・平澤豊満箕輪町長)は29日、長野県庁を訪れ、高校改革プランに基づき箕輪工業高校へ新たに設置する多部制・単位制高校に関する陳情書を、村井知事と県教育委員会に提出した。
 陳情事項は(1)充実した施設・設備整備に向けた十分な予算措置(2)午前部に工業科1学級を設置すること竏窒フ2点。
 県教委は実施計画の中で、新しい多部制・単位制には「普通科」を設置し、教育課程の中で工業科目などの専門科目が履修できるようにする案を示している。しかし未来を育てる会は、工業が盛んな上伊那地域では、即戦力となる人材の育成が必要であると判断。最先端技術などが習得できる環境を整えるためにも、工業科の設置が必要竏窒ニした。また、十分な施設整備には、県教委が箕工の増設費用として試算する1億7千万円という額は不十分と認識し、十分な配慮を求めた。
 陳情を終えた平澤会長は「施設整備には最低でも5億は必要だと考えている。陳情に対しては知事、県教委とも好意的だった」と手ごたえを語っていた。
 今後未来を育てる会は、構想する高校の実現に向けた具体的バックアップをしていく。

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