箕輪手話サークルが消防講話を聞く
箕輪町の箕輪手話サークルは2日夜、耳の不自由な人達の災害時の避難や119番通報などについて、箕輪消防署で話を聞いた。
消防講話は、昨年度に引き続きサークルが申し込んだ。林正敏副署長が、質問事項に答えて話した。
7月の豪雨災害を受け、耳の不自由な人の避難時の窓口はどこか、避難所で誰に頼ったらいいのか-などの災害対応に関連した質問が多く、林副署長は「隣近所や若干離れていても親しい人との意思疎通を常に図ってもらうことが大切」とし、「プライバシーの問題もあるため、本人から区や常会に協力をお願いするなど意思表示をしておいてもらうのがいいのでは」と話した。
サークルからは「区長さんなどに本当に協力してもらえるのか」など不安の声もあり、区長会の場で、災害時に障害者の窓口を作るなど協力をお願いしてほしい-と要望。町の災害対策のガイドなどに手話ができる人の人数や居住区などの情報掲載も要望した。