南大東島の子どもたちが伊那西小学校の児童と交流
伊那のカエルは小さくて青くてかわいいね竏秩B青パパイヤをきっかけとして市民交流を深めてきた沖縄県南大東村の小学生が5日、伊那市の伊那西小学校を訪れ、同校児童とともに稲刈りに挑戦した。稲刈り初体験の児童たちは、稲の感触を確かめながら伊那の自然を楽しんだ。
民間レベルの交流が、教育レベルへと発展した形で実現した交流事業は「島の環境と異なる自然や農業を体験することを通して、生きる力を養うとともに改めて郷土を見つめてもらおう」と、準備を進めてきた。
今回訪れた児童は5、6年生8人。4縲・日を伊那市に滞在し、伊那西小学校の児童と交流するほか、島にはない自然や温泉を体験したり、農作業に挑戦する。
5日は、ホームステイ先から伊那西小児童らとともに登校し、伊那西小の5年生が育ててきた田んぼの稲刈りに挑戦=写真。島でサトウキビの収穫などを手伝っていることもあり、カマの使い方は手馴れた様子だったが、「キビと少し違う」と話しながら、稲刈りの感触を楽しんだ。また、田んぼのあちこちから姿を見せたアマカエルには興味津々。「島のカエルは大きいけど、ここのカエルはかわいい」と、手のひらに乗せ、その様子を観察していた。
5年生の川満愼君(10)は「大東では稲を作っていないから、稲刈りができて良かった」と話していた。
午後は、児童会が主催する交流パーティーなどがあり、島の児童らによる太鼓や三線演奏もあった。