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かんてんぱぱで上田太郎山岳画展

かんてんぱぱで上田太郎山岳画展

 山岳画を手掛ける三郷村在住の画家・上田太郎さん(72)による「上田太郎山岳画展」が15日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている=写真。北アルプスや中央アルプスに加え、エベレストなどを描いた油彩約80点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
 上田さんが南信で個展を開くのは初めて。写真から起こすのではなく、画材道具を持って山に登り、そこで作品を描く山岳画の歴史は約70年になるが、特殊ジャンルということで取り組む作家は少なく、全国でも16人しか活動していないという。
 上田さんは約40年前に県内へ移住。山を風景として描くのではなく、モチーフの一つとしてとらえる山岳画の魅力にひかれ、日本山岳画協会に所属しながら山岳画に携わってきた。
 山の持つ神秘的な力までを表現した作品は、日々変化していく山々の表情を映し、上田さんが現地で感じた思いも伝わってくる。
 上田さんは「登山というと、挑戦するイメージが強いが、仲良くすればこれほど楽しいものはない。絵からそれを感じ取ってもらえれば」と話していた。

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