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かつらで観月会

ほら貝とフルート演奏で月見

かつらで観月会

 中川村葛島の宅幼老所かつら(伊佐栄豊理事長)で、中秋の名月の6日夜、観月会があった。約30人がほら貝やフルートの音色に耳を澄ませ、月見を楽しんだ。
 朝から降っていた雨も開演時には止み、雲の間から「中秋の名月」が顔をのぞかせたが、集会室に月の絵を描いて開いた。
 ステージにはススキや月見団子、サトイモ、クリなど供えられ、伊佐理事長(延寿院住職)とその長男、伊佐栄祥さんが月に向かって読経する「法楽」で開幕。伊佐理事長は「旧暦の8月15日の月は中秋の名月といい、芋名月とも呼ばれる」と説明し、月見にちなみ、月に昇ったウサギの話をした。
 また、高尾山でほら貝の修業を積んできた栄祥さんが「ほら貝はライオンの雄たけびとも、釈迦の説法と同じ功徳があると言われている」と解説し、真言宗に伝わる貝を立てた奏法を披露した。
 この後、フルート奏者、波戸崎操さんとギタリストの竹内永和さんによるデュオコンサート。名月にちなみ「荒城の月」「月の砂漠」などのほか「さくら、さくら」「ロミオとジュリエット」などを演奏した。
 また、抹茶のサービスもあり、秋の夜の風情と一緒に味わった。

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