ますみケ丘平地林のチョウと植物を紹介
パンフレットできる
伊那市は、パンフレット「ますみケ丘平地林のチョウと植物」を作成した。04年度に市が企画した「植物と昆虫調査」の結果をまとめたもの。公共施設に置く予定で、市民に広く知ってもらい、活用を促す。
パンフレットは三ツ折のA4判で、チョウ図鑑、植物図鑑のほか、チョウの個体数の季節変動、平地林の特徴などをカラー写真で紹介。すべて漢字にふりがなをつけ、子どもにも分かるようにした。信州大学農学部監修。
調査では国蝶オオムラサキ、モンキチョウ、メスグロヒョウモンなどチョウ8科59種、ヤマオダマキ、コオニユリ、コアジサイなど植物85科260種を確認している。
平地林にはレッドリスト種(絶滅の恐れのある野生生物種)のスジグロチャバネセセリ、ミヤマシジミなどが生息し、森林の手入れなどで貴重が自然が残されている。
平地林はアカマツを中心にした広さ70ヘクタール。「市民の森」として森林整備を進め「森の教室」などで活用している。