記者室
北朝鮮問題
最近の北朝鮮の動きを見ていると、国際社会の中で孤立し、国際連盟を脱退し、やがて、第二次大戦に突入した時の日本に似ているようで非常に怖い▼小、中学生時代、ユネスコを通じた米国の支援で学校給食が行なわれ、脱脂粉乳とパンのお世話になった。あの給食でどれほど多くの子どもたちが命をつないだことか。そのためか原爆を投下した米国に対してそれほどの悪感情を持たなかったような気がする▼同じ事を北朝鮮に対してできないだろう。米国の脱脂粉乳と小麦粉を食べて生き長らえた世代が1キロづつ拠出し、飢えに苦しむ北朝鮮の子どもたちに民間レベルで米を贈る。政府の制裁決議とは別に、民間は太陽作戦で、関係修復というのは夢物語だろうか(大口記者)