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おいしい芋焼酎に
原料のサツマイモ収獲

おいしい芋焼酎に<br>原料のサツマイモ収獲

 上伊那の酒販店などが地域の協力も得て企画する、地元産サツマイモを原料にした芋焼酎づくり。宮田村では9日に、イモの収獲作業を行った。春先から生産を手がけた農事グループ「駒原ファーム」のメンバーら約10人が、「おいしい焼酎になれば」と思いを馳せつつ額(ひたい)に汗した。
 全8市町村でそれぞれ賛同者を募り取り組んでいるが、宮田村では「駒原ファーム」が町三区の休耕田28アールを使って栽培。
 取り寄せた「黄金千金(こがねせんがん)」の種を苗におこし、5月に植えた。
 この日は、ファームのメンバーに加え、住民の有志も参加。トラクターで畑をかき、大きく実ったイモを手作業で次々と掘り起こした。
 焼酎用のイモ栽培は同ファームにとって初めての経験で、当初は試行錯誤の連続だったが、宮嶋正明代表は「1年やってみて様子も分かった。生産調整した休耕田の活用になり、地域おこしにも役立てれば」と期待を寄せた。
 宮田村分の収獲量は約5トン。既に箕輪町などでも収獲を行っているが、飯田市の喜久水酒造で醸造し、12月には産地別など9種類の焼酎として販売される予定だ。

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