長谷の小中学校で給食にまつたけご飯
校務技士の男性が提供
伊那市長谷の小中学校の児童生徒が4日の給食で、地元で採れたマツタケのご飯を味わい、秋の味覚を堪能した。
長谷中の校務技士の男性(61)が3日に採ったもので、うち2キロを提供。小中学校の共同調理場では急きょメニューを変更し早速、児童や生徒、職員ら170人分を調理した。
中学校のランチルームでは、独特の香りに生徒たちは「マツタケだ」と大はしゃぎ。一口ずつじっくりと味わい、・ス郷土の恵み・スをかみ締めた。
初めて食べたという1年の大野加容子さん(12)は「すごく香りがよくて、おいしい」と笑顔を見せた。同校は「地元のマツタケを給食で味わえることはめったにないこと。子どもたちもこれまで以上に地域に誇りがもてるのでは」と話す。
男性は「マツタケを食べたことのない子どもたちに食べさせてあげたかった」と、これまでにも4回ほど提供している。今回は、マツタケと一緒に採ってきた本シメジも学校側に譲り、6日に味わうという。