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伊那市立手良小5年生が牛飼育

半年間・ス食・命・ス学習へ

伊那市立手良小5年生が牛飼育

 伊那市の手良小学校5年生24人が3日、地元の酪農家から子牛を借り受けて飼育を始めた。およそ半年間体験し、食や命の大切さについて考える。
 上伊那畜産振興協議会の「レンタル牛飼育体験事業」で、04年度の美篶小に続いて2校目。子牛(3カ月齢)は乳用牛のホルスタイン。体重は現在約100キロで、順調にいけば半年後には300キロ近くに成長するといい、酪農家の指導を受けながら牛の体調管理に努める。
 この日は、学校に牛が到着すると、児童たちは歓声をあげながら出迎え。エサのやり方など飼育方法の説明を受けたほか、今後定期的にする体温や体重の測り方を学んだ。エサや水の残り具合、体温の高低などから牛の変化を観察し、異常がないか確認していく。
 協議会が7月に同校で実施した乳絞りなどの体験学習をきっかけに、飼育を申し入れた。事前に24平方メートルの囲いに一部屋根を取り付けた簡易牛舎を作ったり、子牛を「ミント」と名付けるなど、受け入れ準備を整え、心待ちにしていたという。
 児童たちは「借り受けたからには責任がある。みんなで協力し、助け合って飼育したい」などと張り切っていた。

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