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伊那養護学校で卒業生や保護者が情報交換を行えるコミュニケーションスペース「どんぐりの家」が21日にしゅん工

伊那養護学校で卒業生や保護者が情報交換を行えるコミュニケーションスペース「どんぐりの家」が21日にしゅん工

 伊那養護学校に、在校生や卒業生、その保護者などが多目的に活用するコミュニケーションスペース「どんぐりの家」が完成した。21日に使用を開始する。社会に出た卒業生やその保護者が情報交換をしたり、交流を深められる場を竏窒ニいう、卒業生保護者の念願の施設で、お茶飲みスペースとしたり、作業所的な日中活動ができる場として、利用者の居場所確保という役割を担うことも想定している。
 卒業後、同校の生徒たちは一般の事業所に就職したり、作業所へ通所するなどの進路に進み、異なる環境で新しい壁に直面する。しかし、卒業と同時に友人同士、保護者同士で会話をする機会が減少。それぞれが問題を抱え込んでしまうことも多く、保護者の中には、卒業後も情報交換や交流ができるスペースを望む声が多かった。
 5年ほど前から、PTAが中心となって多目的に使える場の確保ができないか模索。旧職員宿舎の利用が可能となった04年、建設委員会を発足し、改築などの検討をしてきた。旧職員住宅の1階にある2部屋を改築し、障害者用トイレやスロープ、自動ドアなどを新しく設置した。
 倉田茂建設委員長は「みなさんの協力があり、伊那養護学校設立40周年という記念の年に、しゅん工することとなった。将来的には相談機能の設置などもできれば」と話す。
 今後は、ニーズに応じて運営方法を協議し、地域に開放することも検討していく。

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