権兵衛トンネルの景観 ジュンコ・コシノさん講演
伊那中央RC創立20周年記念で
伊那中央ロータリークラブ(RC)の創立20周年記念講演会が9日、伊那市駅前ビルいなっせであり、約300人が集まった。ファッションデザイナーのジュンコ・コシノさんが「ファッション・環境・デザイン」と題し、本年開通した権兵衛トンネルの景観について話した=写真。
コシノさんは、国土交通省が設置する「日本の道と街並みを考える会」の審議委員として、午前中は高遠町から木曽までの国道361号線を視察。公演では「地元の資源を生かして、訪れる人に『また来たい』と言わせる魅力をつくって」と助言した。
3市町村合併、権兵衛トンネル開通したことをチャンスに「変らない良さ、変えなきゃいけないものを整理する必要がある」と主張。「生活が楽になるためでない、人に楽しんでもらうための文化づくりを」と強調していた。
コシノさんの夫でファッションショーディレクターの鈴木弘之さんの「ファッションショーの裏側と現代の若者ファッション」と題した講演もあった。