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人気上昇ペレットストーブ
県補助、原油高も追い風に

人気上昇ペレットストーブ<br>県補助、原油高も追い風に

 原油高や県の補助制度新設などで、木質ペレットストーブの人気が高まっている。製造販売する宮田村の近藤鉄工(近藤満社長)は、昨年の出荷台数の2倍にあたる300台の生産を見込んでおり、本格的な冬の到来を控えてフル操業の状態。県外からの問い合わせも多く、対応に追われている。
 県は近藤鉄工やヨウホク(駒ケ根市)など3社のペレットストーブ3機種を「信州型」と認定。購入する個人や事業者に10万円を補助し、100件の枠に11日現在で45件の申し込みが来ている。
 また、市町村への補助制度も設けたほか、県施設や県立高校に新たに100台の導入も予定している。
 積極的な普及策の追い風になっているのが、最近の原油高。「割高だったペレットだが、灯油などの値上がりで価格差もなくなった。環境にやさしい面も受けている」と県の担当者は説明する。
 近藤鉄工は3年前の初年度は35台の出荷だったが、順調に生産台数を伸ばしてきた。
 同社のホームページはストーブを全面に取り扱い、遠くは広島、山口などからも問い合わせが寄せられる。
 「コスト面が有利になってきたこともあるが、環境にやさしいことや火の見えるストーブの暖かみも人気が高まっている理由」と同社の・ス木重由総括担当。
 全てが職人の手作りのため月産50台ほどだが、今月から来月にかけて生産の最盛期を迎える。

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