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沢田健司さん(49)中川村田島、少林寺拳法中川支部長(県連盟事務局長)、

沢田印刷専務

沢田健司さん(49)中川村田島、少林寺拳法中川支部長(県連盟事務局長)、

 中川村の少林寺拳法中川支部は今年6月、松本市総合体育館で開かれた06年度少林寺拳法県大会で最優秀に輝き、10月8日から北海道で開催される全国大会に、大人2人、小学生2人が出場。創部26年目の快挙に、創部からのメンバーで、同部を常に牽引してきただけに「地道な努力の継続が形になった」と喜びひとしお。
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 1956年村内の横前に生まれ、印刷会社に勤務していた父、悦司さんが66年に独立して「沢田印刷」を開業「インキや油の匂いの中で育った」。
 高校卒業時は、活版印刷からオフセット印刷に切り替わる時代の流れの中で、長野技術専門校印刷科でオフセット印刷の基礎を学び、2年半、飯田の印刷会社で技術を習得し、家に戻った。
 現在地の田島の国道153号沿いに移転新築したのは21年前。「横前の工場は田園地帯にあり、営業的にも効率的にも悪かった」。 移転後、しばらくはバブル最盛期で、注文も多く順調な滑りだしだった。しかし、バブルが崩壊すると、交通の便が良くなった分、し烈な業者間競争にもさらされ、苦戦を強いられたという。
 中小の印刷業が自然淘汰される時代背景の中で「自分を高め、努力し良い物をつくる。その中で生き残りを模索している」という。
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 少林寺拳法に出会ったのは、22歳の時。同級生に誘われ、大人20人で中川支部を結成。横前の松下富男さんの指導を得て、2年目で2段を取得、実質支部長として、田島の村田義行さんと指導に当った。
 少林寺拳法はその目的に青少年健全育成を掲げることから、小学生にも呼びかけ、会員数は子ども10人、大人10人の20人前後で、現在まで推移している。「子どもの指導は難しい。成長過程にあり、技の制約もある。子どもの目線に立ち、飽きさせないように努力している。小学校低学年のころから教えた子どもが継続し、有段者になると、自分のことのようにうれしく、やりがいを感じている」。 自身は現在6段「楽しみながら、地道に練習してきただけ」というが、センスも技術的にも優れていたのだろう。
 少林寺拳法の技法は剛法、柔法、整法の3法で構成し、守りと反撃からなる護身術。「勝敗を競うものでなく、子どもから、お年よりまでだれでもできる。スポーツの苦手な人でも、きちんと練習していけば上達する。力の弱い人は技でカバーでき、相手の力を利用することもできる」と魅力を
 両親と妻の4人暮らし(大口国江)

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