地域おこしなどを目的としたアマランサスの収穫
収穫期を迎えたアマランサスが実る伊那市東春近のほ場で14日、収穫作業があった=写真。
栄養価が高く、地域でも注目を集めるアマランサスの生産・販売を通して、地域振興と障害者の働く場確保などを図ろう竏窒ニ、伊那市の山岸深雪さんらが今年から始めた同事業は、伊那商工会議所のビジネスプラン創業塾で「起業チャンピオン賞」を受賞したもの。春先に種をまいた約20アールのほ場は、収穫期を迎えた赤色やオレンジ色のアマランサスで見事に染まった。
作業には、共同作業所の利用者や信州大学農学部の学生、ボランティアなど約15人が参加。刈り取った穂は、昔ながらの足踏み式脱穀機で、一本一本実を落とした。
今年は、梅雨時期の長雨が影響し、背丈が低く、穂もあまり大きくならないなど、発育状態はそれほど良くなかったが、1年目にしては合格ラインだという。収穫量としては120キロから130キロになる見込み。今後は、乾燥したりふるいにかけるなど、一連の作業をして製品化する。
製品は、伊那商工会議所のアマランサス研究会に販売することなどを予定している。