牧草収集機械研修会
上伊那畜産振興協議会は18日、牧草収集機械の研修会を南箕輪村の採草地で開いた=写真。県内の畜産家や酪農関係団体、信州大学農学部の学生など約30人が参加し、実演を交えながら機械の作業性について話し合った。
国際競争の中、畜産分野でも低コストで労力負荷の少ない生産が必要となっており、大規模畜産農家経営においては、自給飼料の生産の効率化が重要な課題。そんな中上伊那では03年から、牧草の収穫作業を効率的にできる新しい機械の導入が進んでおり、現在県内にある9台全てが上伊那で使用されている。今後は、県内全域でこれらの導入が進むと考えられ、メリットや使い方を知ってもらいながら、導入の参考にしてもらおう竏窒ニ、研修会を企画した。
この日紹介した3台は、従来、別々の機械で行わなければならなかった牧草をロール状にする作業と、ロールをラップする作業を行うことができる。労働力の軽減を実現した農家も多く、実際に使用している畜産農家のアンケートで「牧草の耕作面積を増やした」という意見もあった。