飲酒運転根絶を
宮田小、中学校が全教職員参加で研修会
宮田村宮田小、中学校は18日、飲酒運転を根絶しようと全教職員対象の研修会を合同で開いた。社会問題化している飲酒運転を絶対にしないために、どのような対策、心構えをしたらよいか討論。自身の問題として意識を高めた。
村駐在所の雨宮則彦所長を講師に、飲酒で事故をおこした当事者の身になって討論を実施。
様々な対策が意見として挙がったが、雨宮所長は「酔っていても最後は教師としての自覚を呼び起こしてほしい」とも付け加えた。
県教育委員会のまとめによると、交通関係で懲戒処分した教職員は今年になって6件。そのうち4件が飲酒によるもので、数字には含まれていないが、先日も駒ケ根工業高校の教諭が飲酒で自損事故をおこしている。
村教委によると、村内小中学校の教職員が今までに飲酒運転で懲戒処分を受けた事例はないが、新井洋一教育長は「社会問題となっており、あってはならないこと。教職員にも自覚をもってもらうしかない」と話す。
両小中学校の全職員は年度当初に、飲酒運転をしないなど法遵守の誓約書を校長に提出しているが、同小では今回の研修を受けて再度、飲酒運転撲滅について1人ずつ文面を書いて徹底を図る考えだ。