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はら美術で加島祥造さんの墨彩画展

はら美術で加島祥造さんの墨彩画展

 ベストセラーになった老子の日本語訳『タオ・老子』を手掛けた加島祥造さん=駒ヶ根市=の墨彩画展が19日から、伊那市旭町のはら美術で開かれている。心象風景を描いた墨彩画に、自身の詩を添えた文人画約50点が、訪れた人たちを魅了している。
 信州大学などで英米文学を教えていた加島さん。50代から書を習い、墨彩画はその後に始めた。駒ヶ根市に移り住んだのは13年前。伊那谷の自然の中で老子の哲学を実践し、数々の作品を輩出している。今回は約20点の新作もそろえた。
 作品には、加島さん自身の詩のほか、白居易などといった中国の漢文を分かり易い日本語訳にした詩が添えられており、素朴だが温かみのある言葉の数々が見る人の心を揺り動かす。
 入場無料。午前11時縲恁゚後6時。29日まで。
 また21日は、「加島祥造トークin伊那」と題したトーク会も行う予定で、加島さんが長年かけて現代詩訳してきた白楽天の「琵琶行」、蘇東坡の「前赤壁賦」を、柴川康子さんの朗読で発表する。第1部は午後3時半縲恁゚後4時15分、第2部は午後4時半縲恁゚後5時15分。会費2500円。定員50人で要予約。
 申し込み・問い合わせははら美術(TEL74・0751)へ。

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