【記者室】受容的関与という対応方法
ホームヘルパー養成研修講座で、相手の気持ちを傷つけない対応の仕方「受容的関与」の話があった。受容と拒否という対応の中間に位置する「受容的関与」。相手の要求や欲求をまず受け止め、続いて「でもね」とヘルパーの考えを言う方法だ▼高齢者や子ども、特に小学生以下は受け止めてあげれば要求の90%は満たされる。お年寄りの要求に即座に拒否で返しては相手の気持ちがつぶれる。まずは、極力相手と同じ言葉を繰り返して要求を受け止めることがとても大事で、話を聞いてくれるとの認識ができるとその後の関係もよくなるという▼受容的関与には思いやりの気持ちや心のゆとりも大切な気がする。コミュニケーション法の一つとして心に留めておきたい。(村上記者)