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飯島中学校の新AETライマー・ジョナサン・チャールズさん

ニックネームジョン先生(22)飯島町飯島

飯島中学校の新AETライマー・ジョナサン・チャールズさん

 8月に飯島中学校の新しいAET(英語助手)として着任した。 「飯島町は美しく、きれいな所、交通の便もよく、生活に不便はない」。
 AETとして2カ月余、飯島中学校の生徒と接して「好奇心が強く、勉強熱心で、順応しようという気持ちもある。異文化に対して、違和感もなく、分ろうとする姿勢に感心している」と感想を。
 アメリカ合衆国ペンシルベニア生まれ。趣味は演劇、読書、日本の文化を勉強すること。「教えることや日本語、日本の伝統文化、特に能や歌舞伎に興味があったから」と、趣味が高じて、来日のきっかけに。早速、東京で歌舞伎を鑑賞したり、国技館ですもう見物もした「アメリカで演劇をしていたので、歌舞伎は良い勉強になった。すもうを見ながら、ビールを飲んだり食べたり、座布団を投げる人もいて、とても驚いた」とか。和太鼓も習いはじめ「1曲は完璧に打てるようになった」とちょっぴり得意げ。近日中に駒ケ根文化会館で「駒ケ根能」があると聞き「ぜひ、見に行きたい」と目を輝かす。
 スポーツはボーイチアリーディングをしているが、中学生の時は空手を習っていたとか。
 日本語は「読めないと辛いので読めるようにしたい」と日本語レッスンに通い、ひらがなの単語帳を持ち歩き、日々精進を重ねている。
 食べ物は日本食が大好きで、ふるさとのペンシルバニアでも寿司、刺身、焼き鳥といろいろ食べた。飯島に来てからも寿司、天ぷら、やきそば、そばめしも食べたが「飯島名物のさくら丼はこれから食べる」とか。「果物はグレープが好き。日本人はなぜ皮をむいて食べるのか不思議。日本の梨はおいしいが、りんごはアメリカの方が好き」という。
 校外で飯島中学の生徒に会うが「生徒たちはシャイで道で会っても、話しかけてくれない」と寂しがる。「気軽に声を掛けてほしい」とも。
 しかし、「ショピングセンターでは、町の人たちが『何を探しているの』『大丈夫』と声をかけてくれる。アメリカではこういうことは決してない。日本人はすごく親切」と喜ぶ。
 通訳の労をとっていただいた、飯島中学校の岡千草教諭は「生徒たちはジョン先生と英語で会話し、通じるととてもうれしそうだ。ジョン先生は演劇をしていただけに表現力もすばらしく、発声もいい」と活躍を期待する(大口国江)。

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