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高遠町、長谷村、西春近の3商工会が合併調印

来年4月1日に「伊那市商工会」

高遠町、長谷村、西春近の3商工会が合併調印

 伊那市の高遠町商工会、長谷村商工会、西春近商工会の合併契約書調印式が24日、市役所であった。今後、3商工会で臨時総会を開き、合併の承認を得て、来年4月1日の「伊那市商工会」のスタートを目指す。
 合併は、長谷村、西春近を解散し、高遠町を存続する定款変更合併で、広域化、多様化する小規模事業者の指導ニーズへの対応、商工会事業の効率で効果的な取り組みを図る。合併後は3つの区域に各支部を設け、伊那商工会議所との統合まで、長谷村、西春近には職員1人以上を置く。資産、負債、権利義務は、そのまま引き継ぐ。来年度予算は、本年度並みを見込む。
 合併協議会で、理事は30人と決め、新商工会長に森本光洋さん=高遠町商工会長=を選考している。
 調印式には、3商工会正副会長ら約20人が出席。
 小坂市長の立会いのもと、3商工会長が合併契約書に調印した。
 幹事商工会の森本会長は、経済構造の大きな変革に触れ「管内600事業所のよりどころとなる商工会とし、自助努力しながら地域の商工業発展に携わっていきたい」と述べた。
 会員数は高遠町225人、長谷村61人、西春近240人。
 県は「1市町村1商工団体」を原則とし、07年度から補助金を削減する方針を示したことから、市町村合併に伴って、本年度、3商工会が広域連携するための調印を交わし、経営改善普及事業を一本化した。09年度には、伊那商工会議所と統合したいとしている。

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