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2511/(月)

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駅前活性化にみんなの知恵を
商工会建設部会が研修会、地域協力のきっかけに

 宮田村商工会建設部会は25日夜、駅前開発をテーマに研修会を開いた。首都圏で沿線開発に携わった山中文人さん(村町一区在住)が講師。村内ではJR宮田駅前について活性化に向けた検討が始まったばかりだが、黒河内勇雄部会長は「駅前は村の顔でもある。行政に頼るだけでなく、幅広く地域が協力して議論を深めていけたら」と期待を寄せた。
 相鉄エージェンシー元取締役の山中さんは親会社の相模鉄道の元社員で、沿線の宅地や駅ビル開発などにも従事。
 席上では当時の経験を基に話し、多くの努力と知恵に加え、多額の費用もかかる駅前開発の難しさにふれた。
 そのうえで開発する地域の歴史や特性などを十分に認識する必要があると説明。
 「大きいものでなくていい。地元の人が誇れるものを造らないと」と指摘した。
 同部会は今年1年かけて、むらづくりについて研究。村が自立を進めるうえで駅前の活性化も欠かせないと、研修の機会を設けた。
 この日は建設部会以外の商工会員も多く参加し、黒河内部会長は「みんなで知恵を絞ることが大切に思う。今後もこのような機会を設けて、村が活性化していくきっかけになれば」と話した。
 宮田駅前の整備活性化では今年初め、村と周辺地権者が懇談するなど、長年の懸案だった空洞化打開に向け検討が始まっている。

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