1万円超のプレミアムなウィスキー発売
秋の夜長にいかが‐。本坊酒造信州工場(宮田村新田区)は、720ミリリットルの通常ボトルで価格が1万円を超える最高級ウィスキー「駒ケ岳」を発売した。1986年と1989年から樽に寝かした年代物2種類で、ブレンドせず一つの樽から瓶詰した「シングルカスク」が特徴。いずれも400本余りの限定品だ。
定番の「シングルモルト」は醸造元が同じウィスキーを指すのに対し、「シングルカスク」は樽までもが同一との意味。
ブレンドしない、一つの樽から生み出される僅少の味わいが楽しめる。
402本限定の1986年は、シェリー樽に寝かしてあったもの。ドライフルーツを思わせる甘い香りと樽の香りの組み合わせが絶妙で価格は1万4千円。
1989年は430本限定。新樽を使い、樽の木の香りが素直に楽しめる。価格は1万2千円。
同工場の販売するウィスキーの一般商品としては最高価格。「大人のお酒。原酒の香りを楽しみ、お好みで水割りなどにして飲んでもらえれば」と話している。
酒販店のほか同工場売店でも販売する。