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親王伝説楽しみながら、ストーリーサインウォーク

親王伝説楽しみながら、ストーリーサインウォーク

 宮田村で29日、村内24カ所に設置した切り絵風の看板「ストーリーサイン」を巡るウォーキングイベントが初めて開かれた。村にゆかりの他戸(おさべ)親王伝説を物語化し、看板にした村おこし事業実行委員会が主催。参加した約30人は秋深まる村内を歩き、ふるさとを再発見した。
 昨春、物語を多くの人に親しんでもらおうと設置したストーリーサイン。
 この日は子どもから大人まで幅広い年代の参加があり、物語の名場面を散りばめた絵柄の違う看板をたどった。
 歩くことで、いつもは見慣れた風景に新たな発見も。地元の豊かな歴史にふれつつ、秋色を濃くする景色も楽しみ、心地良い汗を流した。
 同委員会などが手作りで整備した新田区の梅公園にも立ち寄り昼食も。豚汁やコーヒー、お茶のサービスもあり舌鼓を打った。
 例年は中央アルプスの山腹にある伊勢滝を目的地にウォーキングイベントを開いてきたが、今回は7月の豪雨で林道が通行できないため変更。
 新たな試みとなったが、会員は「親王の物語をより身近に感じてもらう機会になったのでは」と話した。

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