駅前広場「輪苑」、隣近所の交流に広がり持たせ
宮田村のJR宮田駅前にある住民手作りの広場「輪苑」で29日、花の植え替えが行われた。整備した一輪の会のメンバーら15人ほどが汗して作業。1年中花を絶やさないようにと、来春に向けてパンジーの苗1200株を植えた。広場が完成して半年。地域の・ス輪・スに広がりも持たせている。
駅周辺の住民有志でつくる同会は、地権者の同意を得て、昨年からコツコツと整備して5月に輪苑が完成。色鮮やかな花々で駅前を彩っている。
空き地や空き家などが目立った駅前だが、広場の整備により印象は一変。賛同する企業が街灯を設置するなど、防犯対策にも一役買っている。
また、整備するだけで終わらず、きれいな駅前を維持していこうと住民がより結束。この日も参加できる人が自由に加わり、和気あいあいと汗を流した。
「一輪の花が、二輪、三輪と広がるように、地域のふれあいがいつまでも広がっていけば」と小沢常明会長。のどかな休日に、駅前は楽しげな声で包まれた。