入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電計画に反対一万人署名連絡会が署名活動を開始
入笠山や鹿嶺高原周辺などにある風力発電計画に反対する上伊那、諏訪地域の約25団体は、1万人を目標とする建設反対の署名集めを始める。署名は、11月末に伊那市議会議長あてに提出し、計画の是非が決まると見込まれる12月議会までに、強い反対の意向を訴える。事務局の北原功さんは「風力というとクリーンなイメージがあるが、それに伴う問題もある。詳細な計画は示されておらず、判断材料がまったくない中で議会採決される恐れがある。また、住民の多くは計画事態を知らない。署名活動を通して、住民にもこの計画を知ってもらいたい」と語る。
署名活動を行う「入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電計画に反対一万人署名連絡会」は、これまで反対活動をしてきた「入笠山周辺の風力発電をやめさせる会」を母体に、より幅広い団体が加わって発足。代表世話人は、伊藤精晤信州大学農学部教授が務める。
1万枚作成した署名用紙には、風力発電計画に伴い発生することが想定されるいくつかの問題を明記。住民にも風力発電の実情を知ってもらうとともに、署名への理解を求めていく。
集まった署名は1週間ごと集計し、11月25日に最終集計を行う。登山道や山頂での署名活動も考えており、署名の収集具合を見ながら公開質問状や陳情書の提出も検討していく。
今後も、協力者を募っていく予定で、ホームページ上からの署名も可能となっている。
問い合わせは事務局(TEL090・8747・7474)北原さん、ホームページは(http://furusato.main.jp/)。