宮田小と東保育園の・ス保小連携・スを参観
上伊那幼年教育研究会、子どもたちの生きた交流にふれて
宮田村の宮田小学校1年3組と東保育園年長ふじ組が本年度行っている交流授業。落花生の栽培、収獲などを通じてふれあいを深めているが、31日には保育園と小学校が連携する先進事例として上伊那幼年教育研究会が公開授業として取りあげた。
この日は、ふれあいの様子をスライド写真で振り返り、先日収穫した落花生を株から取る作業を行った。
児童と園児が数班に分かれて協力。落花生の殻を破り、生のまま味を確かめる子どもたちもいた。
なかには電子レンジを使って温めて食べようと工夫を始める姿も。1年生がリーダーシップを発揮し、話し合いながら行動する場面もあった。
保育と学校教育をつなげる・ス保小連携・スは近年、上伊那地域でも活発に。学校への適応能力やリーダーシップに対する効果などが期待される。
同研究会も連携、交流のあり方を検討しているが、この日は会に参加する教諭や保育士ら86人が参観。
代表を務める臼井和夫伊那西小学校長は「人間的な交流を深めており本当に素晴らしい。上伊那は総合学習でも全国トップのレベルにあり、その学校教育の良さを活かしつつ連携を拡大していければ」と話した。