文科省から優良公民館表彰 西箕輪公民館
伊那市の西箕輪公民館が文部科学省の「第59回優良公民館表彰」を受けた。27日、城取茂美公民館長らが市役所を訪れ、小坂樫男市長へ報告した。市内の公民館が受彰したのは、86(昭和61)年の伊那公民館以来となる。
保健師や地域社協などの協力で始まった高齢者の健康推進事業「脳イキイキ講座」や、地元小学生の5泊6日の通学合宿などの公民館活動が認められた。26日、東京であった表彰式では、全国59公民館を表彰。県内では長野市の公民館も選ばれた。
城取公民館長は、表彰理由となった、脳イキイキ講座について「他の公民館でもユニークな活動だと興味を持ってもらえた」と報告。「介護保険を受けずに地元高齢者が元気に暮すことは、地域の活性化につながる」と話した。
同講座は02年度に始まり、初年度は1会場、2年目は3会場と増えた。講座は現在、出前講座として各分館でも開くようになり、本年度は地区内8分館でほぼ毎月の開催。音楽療法師、体育指導員による健康に関わる講座を展開している。
報告に訪れた城取公民館長(中)ら