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喜寿記念で母校・南箕輪小に図書寄贈
41年卒の同級生「辰巳会」

喜寿記念で母校・南箕輪小に図書寄贈<br>41年卒の同級生「辰巳会」

 1941年に南箕輪村の南箕輪尋常高等小学校(現・南箕輪小学校)を卒業した同級生でつくる辰巳会は1日、喜寿(77歳)の記念に母校の南箕輪小に「辰巳会喜寿記念文庫」として図書77冊を寄贈した。
 27、28年生まれの辰年、巳年から同級会の名を辰巳会という。会員は78人。毎年30人ほどが出席して同級会を開いている。喜寿を記念して、同級会で余ったお金の積み立てを母校に贈ろうと、今年9月の同級会で皆の総意で決めた。
 金額は10万円。図書の選定は学校に依頼し、同校が図鑑、シャーロックホームズ全集、小泉八雲のこわ縲怩「話、戦争童話集、名作シリーズなどを購入した。
 贈呈式には代表の太田保夫さん、倉田高明さん、原輝夫さんが訪れた。太田代表は「77歳の記念に小さな贈り物をすることに決めた。本を読んで目を大きく広げ、立派な人間に育ってほしい」と全校児童に語りかけた。倉田さんは当時の暗い図書室と思い出の1冊「ああ無情」の話をし、原さんが児童代表に目録を手渡した。
 本大好き委員長の本郷未樹さんは、「南小の人は皆本が大好き。辰巳会の皆さんのおかげで便利になった。もっとたくさんの人が本を好きになってくれると思う」とお礼の言葉を述べた。三沢久夫校長は寄贈に感謝し、「たくさん本を読んで、辰巳会の皆さんのようにしっかり勉強して、立派な人になってほしい」と話した。
 寄贈図書は、図書室に専用本棚を設けて収めた。事前に廊下に展示していたため、すでに貸し出し予約も入っており、1日から貸し出しを始めた。

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