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廃食用油リサイクル推進事業説明会

 箕輪町は19日、「協働による廃食用油リサイクル推進事業」の初の説明会を町文化センターで開いた。町内の各家庭から収集・回収した廃食用油でバイオディーゼル燃料(BDF)を精製し、町内巡回みのちゃんバスに使用する地球環境にやさしいリサイクルについて、区長、衛生部長、町女性団体連絡協議会役員の意見を聞いた。
 04年度策定の「箕輪町地域新エネルギービジョン」に基づく新エネルギー導入構想プロジェクトの一つ。06年4月導入に向け、7月に女団連を対象にしたアンケート結果や先進地事例などを参考に立案した、廃食用油回収システムとBDF運用体制を示した。
 回収システム案は、廃食用油を各家庭でペットボトルなどに保管し、指定する日に回収場所にあるポリタンクに移し、ペットボトルは持ち帰る。回収する油はサラダ油など植物性油。回収場所は、各地区の資源(缶・びん・ペットボトル)収集ステーション38カ所。月1回の資源回収日に一緒に回収。時間は午前8時-9時半。
 BDFは、仕事支援を考慮し、町共同作業の家にプラントを設置して通所者が精製する。各家庭から収集ステーションに集まった廃食用油は町が回収し共同作業の家に運搬。BDFを町が購入し、みのちゃんバスや回収車に使う。
 参加者からは、「油の回収は汚れるなど問題が出てくるので最初からきちんと対応してほしい」「常時設置の回収場所がどこかにほしい」などの意見があった。
 町は9月定例議会にプラントや回収車、回収容器購入費用などの補正予算を計上する予定。9月に衛生班長対象に回収システムの説明会を開く。10月に広報で周知し、試験的に廃食用油を回収。BDF精製、みのちゃんバスの試運転をする。

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