アスベスト(石綿)で立ち入り禁止措置
赤穂公民館
駒ケ根市の赤穂公民館と下平第5水源の一部にアスベスト(石綿)が使用されていることが18日、市の依頼で分析を行った専門機関の検査で分かった。市は即日同公民館の一部を立ち入り禁止とし、19日に記者会見を開いて検査結果について公表した。
赤穂公民館では2階大講堂の天井裏のはりなどに吹き付けられているロックウール中にクリソタイル(白石綿)アモサイト(茶石綿)の2種類の石綿が含まれていた。天井裏の大部分はパネルで覆われているため飛散の恐れはないが、ステージの天井裏は人が立ち入ることができるため、この部分の吹き付け材を除去する工事を行うことを決めた。9月いっぱいには終了し、再び開放したいとしている。
下平第5水源では発電機室などにクリソタイルが含まれていた。施設は現在稼動していないが安全のため同様に吹き付け材を除去する工事を行うとしている。工事費は約400万円を見込んでいる。
市は調査した公共70施設のうちアスベストが含まれている可能性のある10施設について検査を依頼したが、赤穂東小、中沢小など残り8施設についても結果が分かり次第適切に対応し、公表していきたいとしている。