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・ス憩いの場・スより快適に 「ホタル水路」改修

伊那市美篶の青島自然水路を守る会

 伊那市美篶の青島自然水路を守る会(近藤英文会長)は4日、県コモンズ支援金などで改修した「ホタル水路」で、工事のために一時避難していたドジョウなどの水生生物を子どもたちの手で水路に戻した=写真。
 タガメ、タニシ、サワガニ、カワニナなど、バケツ5杯分を放流した。集まった地元小学生ら約20人は早速、澄んだ水が流れる水路をのぞき込んで生物たちを観察。藤澤興汰君(8)は「元気に泳いでくれてよかった」と笑顔を見せていた。
 ホタル水路は、「青島に自然水路を残そう」と、1988年に地元有志によって整備した、延長65メートル、幅1・5メートルの水路。夏場には、ヘイケボタルが乱舞するなど、水生生物が集まる住民の憩いの場となっている。
 老朽化に伴い、土手を固めていた木の板などが朽ちたため、10月下旬に会員らが改修工事に着手。水路を深く掘削し、砂利を敷いた上をコンクリートで固め、石灰石で覆った。土手は防腐のために焼きが入ったカラマツ材を使った。
 近藤会長は「工事によって、ホタルが来年見れるか心配だが、一層住民に親しまれる場所になっていってくれれば」と話した。

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