はなまる地域探検隊 サツマイモ収穫
予想以上に不作…なぜかも考える
伊那市の小中学生を対象とした体験活動「はなまる地域探検隊」(伊藤元郎代表)は28日、6月に定植したサツマイモを約80人で収穫した。思ったよりも不作の状態に「なぜ採れなかったか」を皆で考え、農作物を育てる難しさを学んだ。
サツマイモの定植は3年目の恒例で、昨年に続き市内西町区の地域住民から借りた畑を利用。昨年と比べ100本多い600本を植えたが、収量は3分の2ほど少なく、イモの大きさも小柄だった。
話し合いの結果、春の低温や7月の豪雨、秋口の暖かさ竏窒ネどが不作の理由だと推測。「天候に合わせて作物の育て方を変えれば収穫量は増えるのではないか」との反省材料も収穫していた。
サツマイモは、近くの「勤労青少年ホーム」へ持ち込み、市食生活改善推進協議会員らの協力で、さつま汁や蒸かしいもなど5品に調理して味わった=写真。東春近小4年の小林直史君(10)は「サツマイモだけで数種類の料理ができるなんてすごい」と感想を述べていた。