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伊那おやこ劇場
舞台を一緒に作り上げる楽しさ感じて

 伊那おやこ劇場の高学年例会「ミュージカル ファイブ」が4日、伊那市の県伊那文化会館であった。出演する5人の役者と共に、おやこ劇場のメンバーが搬入、搬出作業に加わった。ただ舞台を鑑賞するだけではない、役者との関わりや一緒に作り上げる楽しさを、子どもも大人も皆が感じた。
 おやこ劇場は、高学年と低学年でそれぞれ年4回の生の舞台を鑑賞し、1回は大きな舞台を呼ぶ。
 今回の「ミュージカル ファイブ」は、今年のメーン企画。半年以上も前から準備してきた。準備の中から生まれるものは、親子のふれあい、仲間づくり。「生ものの舞台に手をかけることに十分意味がある。劇を観るだけでない良さを知ってほしい」と春日伸子運営委員長は言う。
 「手伝うことで観る意識が変わる。役者とも随分近くなれる」。搬入搬出の手伝いなどは主に中学生以上だが、例会によっては小学生も協力。舞台づくりの楽しさを味わっている。
 会員は伊那市から辰野町まで300人いるが、特に小学校入学前の年代の加入が減少。「もし子育てで行き詰っている感じがあったら、ぜひ入会してほしい。おやこ劇場にはふれあいがある」と呼びかけている。
 問い合わせは伊那おやこ劇場(TEL72・7447)へ。火曜日から金曜日の午前9時半から午後3時まで。

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