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桃沢さんの梨園で、梨の学習

飯島小4年1組

桃沢さんの梨園で、梨の学習

 飯島町飯島小学校4年1組(湯沢滋教諭、33人)は9日、本郷の桃沢匡行さんの果樹園で、梨づくりの話を聞いた。
 同学級は総合的学習の一環として、町内の片桐文雄さん宅から、二十世紀梨の一枝を借り、花摘みから摘果、袋掛け、収穫販売まで、一連の梨づくりを体験し、学習のまとめとして、梨づくり名人、桃沢さんから話を聞いた。
 子どもたちは桃沢家が普及させた盃状式仕立て方の特徴について質問、桃沢さんは「木の自然の性質を生かし、無駄な枝が出ないように工夫した。収量も多くなった」と答えた。
 また、「伊那谷でなぜ、二十世紀梨が栽培されるようになったか」については「かつて、伊那谷は養蚕が盛んだったが、昭和の初めに繭価格が暴落し、それに代わるものとして、果樹栽培が始まった。夏、乾燥し、土地が肥え、黒斑病などが病虫害の発生が少なく、梨栽培に適しているから」とした。
 このほか、花粉つけはどうするのか、ほかにどんな果樹を栽培しているのか、天皇陛下が視察に来た時の様子などを聞いた。

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